住宅を購入する際に多くの人が避けては通れないのが「お金」の問題です。その代表が「住宅ローン」。住宅ローンの基本である金利タイプ、優遇金利、諸経費についてご紹介してきましたが、今回は慌てないようにチェックしておきたい「住宅ローンの審査」についてご紹介します。
まずは事前審査
住宅ローンを借り入れしたい金融機関を決めても、住宅ローンは大きな金額の借り入れなので、申し込んですぐにローンが決定するわけではありません。
まず、事前審査を行います。これは、仮の審査でローンが組める可能性があるのかないのか、どのくらいの金額が貸せるのかの判断基準になります。必要書類も本審査に比べて少なく、短い期間で回答が来ます。インターネット上で申し込みができたり、最短30分とすぐに結果が分かるところもありますよ。
事前審査に必要な一般的な書類は、
・運転免許証などの本人確認書類
・源泉徴収票(過去1年分)
・健康保険証
・印鑑
・物件資料(見積書など)
ネット銀行などは書類がさらに簡略がされている場合もあるので、前もって確認しましょう。
なお、自営業の場合は「会社決算書3期分」、フリーランスなどの個人事業主の場合は「確定申告書3期分」など、追加の必要書類があるので、金融機関に必ず確認してください。
事前審査の次は本審査
事前審査が通ったら、次はいよいよ本審査です。事前審査で通っていても本審査で落ちてしまう可能性があるので気は抜けません。
本審査に必要な一般的な書類(事前審査で必要な書類以外)は、
・住民票
・実印と印鑑証明
・詳細な物件資料(売買契約書・土地の公図・登記簿謄本・重要事項説明書・見積書・家の図面など)
書類に不備がある場合には審査に落ちる可能性もあるので、金融機関に確認し不備がないような準備が必要不可欠です。
住宅ローンが組めないと最悪の場合、マイホーム自体を諦めなければならない可能性もあります。しっかり検討し、準備をして住宅ローンを組みましょう。