女性の半数以上が悩んでいるという身体の「冷え」。最近では男性でも冷え症状のある人が増えています。特に、手足が冷える人が多いのではないでしょうか。
なぜ手足が冷えるのでしょう。
それは、血液を送り出す心臓から遠いからなんです。
そもそも、「冷え」には血行が深く関係しています。人の身体は心臓から送られるあたたかい血液が流れ、体温が保たれています。血行が悪いと末端まであたたかい血液がいきわたらず、血管が収縮してしまい、冷え症状が出てしまうのです。
心臓から遠い手先や足先はあたたかい血液がいきわたりにくい場所なので、血行の影響を受けやすく冷え症状が出やすい箇所なのです。
「冷え」の原因ともいえる血行を悪くする大きな要因は「自律神経」にあります。
自律神経とは神経のひとつで、血行をコントロールしています。
「交感神経」と「副交感神経」に分かれていて、日中アクティブに行動している時に優位にあるのが「交感神経」、夜間などリラックス状態の時に優位にあるのが「副交感神経」といわれています。
このふたつがバランスよく働くと、身体の機能が最大限に生かされ、メリハリのある健康的な生活が送れます。
しかし、この自律神経が乱れると、血行のコントロールが乱れ、血行不良を引き起こしてしまい、「冷え」の原因となってしまいます。
次回は、「冷え」対策の要である、自律神経の乱れの予防策や整え方をご紹介します。