前回、「冷え」は血流をコントロールする自律神経の乱れと大きく関係していると、お話しました。今回からは「冷え」対策の要とも言える、自律神経の乱れの予防策や整え方をご紹介します。
自律神経の乱れとは、2種ある自律神経のバランスが崩れている状態です。
特に、仕事や人間関係などで受けるストレスは、自律神経である「交感神経」を優位に働かせてしまい、冷えを促進させてしまいます。
ストレスを解消すれば、自律神経が整い、冷えの改善につながります。また、ストレスを感じてもこまめにストレスを発散することができれば、自律神経の乱れを予防できるのです。
冷え改善のためのストレス解消法として、今回のオススメするのは「入浴」です。
入浴することで自律神経の「副交感神経」が働き、ストレスで優位になっていた「交感神経」とのバランスが取りやすくなり、リラックス効果でストレスの解消が期待できます。
さらに、冷えの原因である血行不良も身体を温めることで血行が促進されるので、一石二鳥です。
好きな音楽を流したり、好きな入浴剤やアロマを使うのも、リラックス効果が高まるのでオススメですよ。
ただし、汗をかきすぎるのはNGです。汗をかいてしまうと身体が冷えてしまうので、汗をかかない程度の快適な温度(38度~42度)で入浴しましょう。長い時間入浴したい場合は半身浴などもオススメ。その場合は、寒くならないよう肩にタオルなどをかけるといいでしょう。
入浴の際には、浴室の寒暖差にも注意が必要です。浴室が寒い場合にはシャワーを壁にかけて浴室を暖めてから入浴しましょう。大きな温度差は血管を大きく収縮させるため、身体への負担となり、冷えにも無関係ではありません。
次回も、冷え改善のためのストレス解消法をご紹介します。