2019年12月、館山市で30年の歴史を持つ保険の代理店「㈱保優アシスト」の齊藤正敏様と、仁・幸夢店の社長・長谷川仁龍が、災害に強い保険について、いま思う本音を語りました。
第一回に続く第二回です!
火災保険の中でも支払率が高いのは「自然災害」!何に入っておくべき?
齊藤:みなさんご存知かもしれませんが、自然災害だけの保険というのはありません。火災保険の中に自然災害…風災、雪災、落雷、水災などが含まれていますが、支払率が多いのは実は火災よりも自然災害のほうなんです。
火事は一生に一度あるかないかじゃないですか。ない人の方が圧倒的に多い。でも自然災害は必ずどこかで毎年起きていますよね。今年は千葉や関東が多かったですけれど、去年は大阪、おととしは九州。どこでも災害が起こり得ると考えて、保険の対策をしてもらうようにお客様にはおすすめしています。
普通の火災保険ですと、風災、雪災まではたいてい含まれるので、これが家に関して一番安く保険をかける方法です。それにプラスして、水が関係して崖が崩れた、川が氾濫した、高潮にやられた、というケースは「水災」になりますので、水災のオプション/特約をつける場合もあります。
防災マップ/ハザードマップを見てご自分の住んでいるエリアを確認してみてください。防災マップは100パーセント当たりますから、水害の可能性のあるエリアならうちでは必ず水災に入ってもらっています。マップにはなくとも、山を背負っているお宅も、土砂崩れの危険がありますから、水災に入っていただきたいですね。
仁:そう、代理店によっては、その辺を提案しないところもあるかもしれませんね。特約事項まで懇切丁寧に説明できる、真にお客様の立場で考えてくれる代理店であってほしいですね。ちなみに、自然災害の中でも、地震保険は別にあると思いますが、地震の場合の津波はどうですか?水災には含まれないですよね?
齊藤:はい、津波の被害は地震保険の範疇になります。こちらは被害額の半分だけお金が出ます。一時的には保険会社が支払いますが、最終的には国から回収するものです。津波の場合、家一軒が水の被害を受けるのとは違い、被害が1000軒、10000軒となってくるので、それでは保険会社がパンクしてしまいます。なので国が補償するんです。
ただ注意していただかないといけないのが、地震のあと24時間以内の火災で被害があれば地震保険の適用になりますが、24時間を1分でも超えて火災になれば、火災保険の適用になるということです。その火災が地震によるものかどうかの基準が24時間となっているんです。火災保険が適用されれば、被害の100%の金額が出ますから、どちらになるかで大きく違ってきますね。
ますます増える自然災害…保険に入るなら今!の理由
仁:台風は年々大型化し、ゆくゆくは日本全体を包み込むくらい大きいものになってくるでしょう。台風の通るコースも、沖縄方面からこちらへシフトして、今回のような関東を通るコースが常になるでしょうね。
齊藤:私はスキンダイビングもするのですが、10年前とは海がまったく変わっています。水温、透明度、磯焼け…住んでいる魚の種類も熱帯魚になっている。このあたりの気候が南国化していますよね。
写真提供:齊藤様
仁:それに対する家はというと、「いかに頑丈な家を作るか」が本当に大事になってきます。そして保険も。お金持ちの方は保険は必要ないですが(笑)、一般の方は良い保険に入っておいて家の財産を守っていただきたいですね。やはり、遠くの代理店よりも、地元の良い代理店を見つける方が細やかなサポートが得られるように感じます。
齊藤:今回の台風で多かったのが、自分のうちは大丈夫だろうと見込んでいたが、周りの家から瓦が飛んできて壁や屋根が壊れたというケース。自分の家は自分で守るしかないですね。
仁:家の修理に関して、最初はちょっとの雨漏りの修理で済んでいたものが、保険金が下りるのを待って三ヶ月、四ヶ月経ってしまうと、家全体を壊さなくてはいけないほど損傷が進行してしまうこともあります。いかにお金が早く入ることが大切か、ということです。そういう意味で、保優アシストさんを保険の代理店の一社としてご紹介します。
齊藤:大きな被害があった地域では、火災保険の料率が次の改定で大きく上がることがあります。たとえば、四年前には九州の料率が倍になりました。千葉県は次の改定で料率が上がるのはほぼ間違いないだろうと思います。次の大きな改定はおそらく来年の10月です。お早めの加入、切り替えをおすすめします。
=====================
《仁・幸夢店がおすすめしている保険代理店》
㈱保優アシスト
住所: 千葉県館山市上真倉2394-3
TEL: 0470-25-5601