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対談:台風から見えてきた、本当に住まいを護れる「災害に強い保険」とは?①
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対談:台風から見えてきた、本当に住まいを護れる「災害に強い保険」とは?①

台風15号以降に仁・幸夢店が気づいたこと、今回のテーマは「保険」についてです。

2019年12月、館山市で30年の歴史を持つ保険の代理店「㈱保優アシスト」の齊藤正敏様と、仁・幸夢店の社長・長谷川仁龍が、災害に強い保険について、いま思う本音を語りました。

その対談の様子を二回に分けてお伝えします!

仁・幸夢店、保険についての対談

保険会社によって被災後の補償までのスピードに雲泥の差が!

仁:家の保険に関して、みなさんそれぞれ保険会社を選んで入っておられますが、台風の被害後、満足な金額が出ないところもあると聞きます。かけた金額の3%程度しか出ない、という話も。

齊藤:そうですね。火災の補償ならば、ほぼどの保険会社も100%出していますが、自然災害のほうは、お見舞金程度のところから100%出るところまで内容にばらつきがあります。

仁:今回の台風で一番考えさせられたのは、家の修理は待ったなしなので一刻も早く直すことが必要だが、それがスムーズにできるためにはどうしたらよいのか、ということです。
被災後、保険金を請求するために、家に被害のあった方は保険会社に被害の報告と見積もりを行いますが、その動きを見ていると大体三パターンがあります。
一つ目は、すぐに鑑定人(※)が家の現場に入って見積もりを出す場合、二つ目は家主の写真判定だけで見積もる場合、三つ目は工務店の見積もりを出して後日鑑定人がそれを確認する場合。これは保険会社によってやり方が違います。

※「鑑定人」とは…『損害保険登録鑑定人』と呼ばれる専門家。損害保険会社から委託を受け、中立な立場から不動産の保険価額の算出や損害額の鑑定などを行うプロフェッショナル。
結論から言うと、一つ目の鑑定人が見積もってくれるような保険が一番良いです。そしてできれば、保険会社も大きいところにかけておいた方がよい。小さい会社は少ない金額なら出るが、大きい金額になるとその見積もりを出して鑑定人が出て精査して…となるので、非常に遅くなる。それで満額出るかというと、そうでないところも多いようですしね。
そして、保険を担当している代理店が鑑定人と一緒に動いてくれるのが理想です。

齊藤:そうですね。災害時、代理店がその前後でどういう動きをするかが、お客様のその後のサポートに効いてきます。たとえばうちの場合、台風15号のときは事前に保険会社に連絡をしていました。「今回の台風は直撃が予想され、かなりの被害があると思われるので、鑑定人を呼んでください」と。そう依頼していたことで、15号上陸の翌日から、鑑定人と一緒に被害のあるお宅を一軒一軒回れたんです

うちの代理店は鑑定人と一緒に行くのですが、代理店の中には鑑定人だけを家に行かせるところもあります。すると、鑑定人はたいがい都内から派遣されてくるので、まず家を探すのに苦労されます。最近は表札を出してない家も多いですしね。それだと時間がかかって一日に回れるのは三、四軒くらいです。一方で私たちの場合は、土地勘のあるスタッフが鑑定人と一緒に回るので、一日に10軒から15軒は回れます。

また、代理店と鑑定人がペアで回れば、被害のお宅を訪問したときも、お客様とお話しするのは代理店、家を専門的に見るのは鑑定人と役割分担ができます。鑑定人とお客様だけだと鑑定人はいろいろお話を聞きながらなので、なかなか進まない。被害の判定をするのにも、一人より二人の目で見た方が早いですしね。

それでうちはこの間の台風では、計300軒以上のお宅へ伺うことができました。

仁:代理店と鑑定人に加えて、工務店も同行するとなお早くなるでしょうね。家の見えない部分がわかるわけですから。たとえば、瓦が剥がされて雨が入ったとして、鑑定人は飛ばされた部分の直しとその下の板の張り替えぐらいしか見ないかもしれない。しかしそのさらに奥には断熱材…仁・幸夢店で多く使われているのはセルロースファイバーですが、その点についても工務店が一緒のほうが、見えない部分まで見積り落ちが無いようにできるでしょうね。

鑑定人見積もりだと支払いも早い!通常二週間でお金が手元に。

齊藤:支払いについても、鑑定人支払いだと早いんです。写真見積もりの場合だと、小さな被害であれば写真の提出だけで済むものが、今回のように半壊・全壊となると、被害のそれぞれについて写真とともに見積もりを持っていかないといけない。たとえば、屋根がやられた、内装がやられた、ガラスがやられた、となると、それぞれ瓦屋、内装屋、大工、と三人の見積もりを待って、それを保険会社へ提出することになる。これは時間がかかりますよね。

台風15号・19号のような広域で大規模な被害があった場合、地元の大工さんはもう手一杯です。日中は現場での仕事でブルーシートを何軒もかけたりしてクタクタの中、夜に事務仕事をするわけです。次から次へと見積もりをしてくれと言うお客様が増えてくるわけですから、手が回らなくなりどんどん見積もりが遅くなってしまいます。するとお客様のほうでも、本当にお金が出るのか?修理できるのか?と不安になってきてしまいますよね。

また、見積額が高額になると「これは本当か?」と確認するため、保険会社が鑑定人をよこしてチェックが入ります。支払額は保険会社ごとにリミットがあり、高額とする金額のラインもそれぞれですが、だいたい1000万円を超えるような場合でしょうか。そうすると保険金の支払いまでさらに時間を要します。

なので、うちでは家屋から電気系統に至るまで、すべてを見ることのできる鑑定人が、一発でそのお宅の被害を鑑定して、それを本社に送るという手順を取っています。それでなるべく早く、修理のために必要なお金がお客様のもとに届くようにしているんです。

通常時は、見積もりのハンコをいただいてから二週間です。早い時だと一週間、大規模災害時だともう少しかかりますが、おおよそ一ヶ月以内にはお渡しできています。

なお、鑑定人を呼べるかどうかは、はっきり申し上げて代理店の力によります。例えば僕が一人でやっている会社なら呼べないかもしれませんが、うちは株式会社で何十年もスタッフ態勢を整えてやっているので、保険会社との強い信頼関係がありますからね。

仁:おっしゃる通り、鑑定人が来てくれると、工務店は現場のことに集中できます。このような大規模災害の時は、事務仕事より現場が優先になっていますからね。

理想は、お客様と保険代理店と工務店の三者が一緒になっていること。そうであれば、たとえば災害の前に、代理店から工務店に「もし被害があったら片づける前に写真を撮っておくよう、お客様に伝えてください」と働きかけもできるわけです。やはり前にお話しした工務店の「ホームドクター」としての役割が重要になってきますし、様々なケースを見聞して、被災後の家のケアにはお客様と代理店と工務店の三位一体で協力していかなければと強く感じました。

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《仁・幸夢店がおすすめしている保険代理店》

㈱保優アシスト
住所: 千葉県館山市上真倉2394-3
TEL: 0470-25-5601