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レンガ積みの家で後悔する前に知っておきたいメリット・デメリット
#レンガ積み

レンガ積みの家で後悔する前に知っておきたいメリット・デメリット

目次

 

レンガ積みの家には、「おしゃれ」「美しい」「モダン」「レトロ」「クラシック」など、さまざまなデザインの魅力があり、憧れを抱く人も多くいます。

一方で、「レンガの家って地震に強いの?」「火災にはどうなの?」
「夏は暑くない?」「冬は寒くない?」といった疑問や、
「レンガ積みの家を建てられる工務店や、腕の確かな職人は少ないと聞くけど、どう探せばいいの?」
「費用もかなり高くなるのでは……?」など、不安に感じる人も少なくないかもしれません。

設計力や技術力に優れた安心・安全・快適なレンガ積みの家を建てるには、レンガの特徴やメリット・デメリットなどを詳しく知ることが大切です。
レンガの家造りに長く携わっている仁・幸夢店が、施工事例とともに、詳しくお伝えしていきます。

 


夜景が美しく映えるレンガ積みの家

 

レンガの家の魅力

見る人を惹きつける高級感と重厚感に包まれたレンガ積みの家には、深い魅力があります。
その具体的な魅力としてまず挙げられるのは、耐久性の高さです。カビや腐敗が起こりにくい自然素材でできており、環境にも優しいうえ、メンテナンスの手間も少なくて済みます。
また、定期的な塗装が必要な外壁材とは異なり、省メンテナンスで100年以上も長持ちするといわれています。

 


200年長持ち、耐久性にすぐれたレンガ積みの家

 

さらに、耐熱性・断熱性・保温性・遮音性・耐水性も高く、冬は暖かく夏は涼しく、静かで心地よい室内空間を保つのがレンガ積みの家です。
レンガの家は、曲線やアーチ状の壁にも対応できるため、おしゃれで美しいデザインが可能です。モダンな外観から、レトロでクラシックな雰囲気まで、さまざまなスタイルを実現でき、さらに経年変化によって深みと味わいが増していきます。

 


美しいデザインが目を引く白いレンガ積みの家

 

レンガ積みの家は地震に強く、耐火性が高く、台風や暴風雨に強く、まるでレンガという鎧を纏ったシェルターのようなものです。
このように、安心・安全に暮らせる優雅で風格あるレンガの家は、長寿命で、従来の住宅と比べて約5倍、150年もの長いスパンで住み続けることができます。
世代を超えて受け継がれる、資産価値の高い住まいとしても注目されています。

 


100年先も愛される資産価値の高いレンガ積みの家

 

レンガ積みの家、10のメリット

重厚感や美しさだけじゃないレンガの魅力とは?
レンガ積みの家には、見た目のほかにも価値がたくさんあります。

1.地震から命を守る高い耐震性能

震度7クラスの地震に4回見舞われても問題のない高い耐震性

阪神淡路大震災(震度7)と中越沖地震(震度6強)をモデルにした耐震実験で、それぞれ1.5倍、1.2倍と実際よりも大きな地震動を加え計4回行いましたが、目立った損傷は見られず高い耐震性が実証されました。
(セイヤスグループによる、2008年7月 独立行政法人土木研究所での耐震実験)

 

2.近隣火災時の延焼を防ぐ、優れた耐火性能

外壁に840℃の熱を受けても、内側は28℃のまま

外壁のレンガを加熱し、30分間で840℃まで上昇するも、室内側に貼り付けたボードは28℃に保たれました。一方、サイティングは350℃で構造体が燃焼を開始。レンガがいかに熱を通さないか実証されました。
(セイヤスグループによる、2007年11月財団法人日本建築総合研究所での防火構造性能評価試験)

 

3.地球温暖化が招く大型台風・暴風雨にも強い

台風被害の瓦屋根、仁・幸夢店
台風15号で被災した南房総地域。ブルーシートで覆われた家屋が目立つ。

 

台風15号(令和元年房総半島台風)は2019年9月9日5時前に千葉市付近に上陸し、関東各地で記録的な暴風となりました。アメダス千葉では、最大瞬間風速57.5m/sを記録し、観測史上1位となりました。風にあおられるなどして、首都圏および静岡県で少なくとも死者1名、重軽傷者90名以上の人的被害が発生しました。(9月12日時点、総務省調べ)。

レンガ積みの家は房総半島の高台にあってもびくともしなかった。

“施工事例 レンガ積みの家「南房総の海の景色と暮らす家」”

 

4.歴史が証明する、耐久性が高く長寿命なレンガの家

“施工事例 レンガ積みの家「レンガにつつまれた大空間で心地よい暮らしを」”

 

人類の長い歴史の中で、レンガほど街造りや建造物に貢献し続けた建材ありません。
レンガが建築材料として使われ始めたのは、メソポタミア文明の時代にまでさかのぼります。チグリス川、ユーフラテス川にわたる広大な範囲で、レンガ建築は発展してきました。
紀元前3,000年頃からは焼成煉瓦が使用され、大型建築物の外壁の仕上げに用いられるようになりました。
日本の主要な建物にもレンガが使われています。
北海道庁、横浜赤レンガ倉庫、東京駅、赤坂離宮、立教大学、法務省、大阪市中央公会堂、国際子ども図書館、神戸文学館、姫路市立美術館、福岡市文学館、今村カトリック教会など、貴重な文化財として日本全国に多くの建物が現存しています。

 


東京駅 赤レンガの駅舎


横浜赤レンガ倉庫

 

5.経年劣化が少なく、省メンテナンスで経済的

“施工事例 レンガ積みの家「家族と愛車と暮らし、友人たちが集まるレンガ積みの家」”

 

レンガの素材は自然にある粘土・長石・泥・砂などを混合し圧縮形成、乾燥して、1140℃以上で焼成することで陶器やガラスと同様、無機質な素材となります。
レンガは陶器やガラスと同様に、紫外線や風や雨にさらされてもほとんど劣化がなく、カビやコケが生えにくいという特徴もあります。さらには3100年もの耐用年数があり半永久的にメンテナンスが不要と言われています。
一方、建てたときが一番美しい、サイディングやモルタルの外壁は、紫外線や風や雨によって年月の経過とともに劣化していきます。その為10〜15年ごとにコーキングや再塗装のメンテナンスが必要となり、その平均寿命は25〜30年と言われています。

 

6.熱が伝わりにくいので“夏は涼しく冬は暖かい”

“施工事例 レンガ積みの家「個性を追求した味わい深いレンガの家で心地よく暮らす」”

 

レンガは焼成の過程で内部に無数の空気穴が生まれ、多孔質の素材となります。そのため、高い断熱性・遮熱性・蓄熱性を備えています。
その働きにより夏は暑い空気をレンガの空気穴に吸収して、昼間は通気層から排出、夜に外気が冷えると吐き出します。この効果で、暑い夏は熱を室内に伝えず、快適な室内環境となります。冬は昼に暖かい空気を蓄熱してため込むことで室内を暖かくできるのです。
そのため、理想的な夏は涼しく冬は暖かいという室内環境をレンガの家は実現可能となります。
また、レンガは陶器やガラスと同様に塩害にも強い素材なので、海辺に建てる際にも安心要素となります。

 

7.遮音性・防音性で守る、静かな心地よい暮らし

“施工事例 レンガ積みの家「構造と性能で快適さと楽しい暮らしを追求したガレージハウス」”

 

レンガは、サイディングやモルタルなどの外壁材に比べて重量があり、音の伝播を遮断しやすく、また厚みがあることで音波が通過する距離が長くなり、音の減衰を促します。モルタルで緻密につなぎ合わせる構造のため、音波が透過しにくく、外部からの騒音を効果的に遮断します。これにより、レンガは静かで快適な住環境を実現する、遮音性に優れた外壁材といえます。
さらに高い遮音性能を発揮するには、通気層を設けた中空積み(音の減衰効果を高める)工法でのレンガ外壁とすることがよいでしょう。

防音性の高い家に住むことは、質の良い睡眠で元気になる、子どもの勉強が捗り学習能力の向上や、在宅ワークの集中力維持につながります。
また、赤ちゃんの夜泣き声や子どもがはしゃぐ声や音、ペットの鳴き声などが家から外へ漏れてしまうという心配とストレスがなくなります。
遮音性が高いと外の騒音が気になりません。
外の騒音が気にならない遮音性や防音性の高い家であれば、ストレスフリーの生活を送ることができるでしょう。
一方、遮音性や防音性の低い家は音の問題が発生しやすく、騒音はストレスや近隣トラブルの原因になり、一度気になりだすとストレスが募り、精神的にも体にも悪い影響を及ぼします。

 

8.湿気に強くカビやダニの発生を抑制し、汚れづらい

“施工事例 レンガ積みの家「ストレスのない健康な暮らしを満喫するレンガ積みの家」”

 

レンガは陶磁器のように1140℃以上の高温で焼き上げるため水分吸収率(低吸水性)が低く、外からの湿気を遮断する効果があります。
一方、レンガは吸湿・排湿性もあり、「呼吸」のように湿気を屋外に排出したり、逆に室内の湿気を吸収したりして、湿度を調整する効果もあります。

また、湿気に強いレンガ積みの家は、カビやダニの発生を抑え、アレルギーの原因となるアレルゲンを減らすことで、家族の健康的な暮らしにつながると考えられます。
高温で焼成されるレンガは吸水性が低く、耐水性・耐久性に優れているため、雨の多い地域や水まわりでも安心して使うことができます。
このように、湿度の高い日本の気候でも快適で健康的に暮らせるレンガの家は、多くの人から高い支持を集めています。

 

9.おしゃれで美しいデザイン性

“施工事例 レンガ積みの家「優美さ漂う白亜のお城のようなレンガ積みの家」”

 

レンガは、古くから世界中で愛されてきた建材

レンガの家は曲線にも対応し、おしゃれで美しいデザイン、モダンなデザインからレトロでクラシックな外観まで、様々なスタイルを実現します。さらに経年変化によって味わいが増します。
レンガを積むことで曲線の壁やアーチの壁が創ることができ、心が和むおしゃれで美しいデザインとなります。

また、レンガのバリエーションは豊富です。
色は数種類あり、大きく分けると色ムラを出したタイプ、均一的な色が出ているタイプなどがあります。
形は大きさの違うタイプ、表面にざらつきを出したタイプ、なめらかなタイプなど、使う色、形や積み方によって多種多様な表情を演出できます。これが憧れや魅力を抱き多くの人に愛され続けている理由のひとつといえます。

さらに、耐久性が高く摩耗しにくいレンガは、門や塀などの外構素材としても多く使われ重宝されています。
お客様をお迎えする玄関アプローチや、門や塀にもレンガを使うことで統一感が生まれ、特別な演出をすることができます。全面にレンガを敷き詰めたり、動線を引き立てるために部分的に使ったりして、おしゃれで様々なデザインが考えられることも魅力のひとつです。

 

10.レンガの家は資産価値が高い

“施工事例 レンガ積みの家「家族の絆が深まる、ひとつながりの大空間が心地よい家」”

家族の絆が深まる、ひとつながりの大空間が心地よい家

 

レンガの積の家の資産性

レンガは、耐久性・耐震性・耐火性・防火性・耐熱性・遮熱性・断熱性・保温性・蓄熱性・吸湿・排湿性・遮音性・防音性・耐水性も高く、外壁は省メンテナンスで時間が経つほど魅力が深まる、地球環境にやさしい長寿命の自然素材です。

このように多くの機能を持ったレンガの外壁は、隈なく鉄筋を配置して100年以上長持ちする基礎の上に積み、ハイブリッドにした木造の構造と一体化しているから地震に強く、長持ちする資産価値の高い家が出来上がるのです。

 

レンガの機能性と働き

・耐久性

紫外線や風雨にさらされてもほとんど劣化がなく、カビやコケが生えにくいという特徴もあります。レンガは100年もの耐用年数があり、半永久的にメンテナンスが不要ともいわれています。

・耐震性

地震が多い日本の風土にも対応できるように改善されたレンガの家は、縦筋・横筋を隈なく配置し、耐震金物で補強して耐震構造にするため、耐震性が以前と比べて格段に上がっています。
レンガ積みの家は常に進化しているのです。

 

・耐火性、防火性、耐熱性

1140℃以上の高熱で焼かれたレンガは、高い耐火性・防火性・耐熱性を備えていて1,000℃を超える高温にも耐えることができます。
高い耐火性や防火性能を有しているレンガの家は、万が一の近隣火災に対しても、火災の広がりを防ぐ効果があります。火災災害から資産を守るためには、高い耐火性・防火性・耐熱性が重要になります。

・遮熱性、断熱性、保温性、蓄熱性

夏は暑い空気をレンガの空気穴に吸収して、昼間は通気層から排出、夜に外気が冷えると放出します。この効果により暑い夏は熱を室内に伝えず、快適な室内環境となります。
保温性と蓄熱性を持ったレンガは、冬は昼間に太陽熱を吸収(蓄熱・保温)してため込み、夜間にはゆっくりと熱を放出することで、室内温度を一定に保ち暖かくできるのです。
夏も冬も一年中快適な室内環境を保つレンガ積みの家は、冷暖房費を節約できます。

・吸湿、排湿性

レンガは陶磁器のように1140℃以上の高温で焼き上げて生成する過程で細かな気泡が内部にできる空気の層が存在しています。それにより、吸湿・排湿性もあり、「呼吸」のように湿気を屋外に排出したり、逆に室内の湿気を吸収したりして、湿度を調整する効果もあります。

また、湿気に強いレンガ積みの家は、カビやダニの発生を抑制し、アレルギーの原因となるアレルゲンを減らすことにもつながります。

・遮音性、防音性

レンガは音の伝播の遮断、音の減衰、音を透過しにくい特性があり、遮音性、防音性にすぐれ、静かで快適な住環境を実現します。

・耐水性

レンガは吸水性が低く、耐水性があり水に強く、耐久性にも優れています。
雨の多い地域や水まわりでもその効果を発揮し、湿度の高い日本の気候にも適しています。
だからこそ、快適で健康的な住まいを実現できる外壁材として、レンガは今もなお根強い人気を誇っています。

 

レンガの家のデメリット

魅力的となるレンガの家づくりですが、一方ではデメリットも存在しています。

・外壁が頑丈なため増改築やリフォームが難しい

レンガの家は、200年以上長きにわたって住み続けることを想定されています。
そのため、外壁に積まれたレンガは鉄筋がくまなく配置され強固に造られています。
外壁の解体をともなう増改築や外観に関係する大がかりなリフォームは難しいのです。
レンガの家づくりをお考えの方は、将来を見据えた住まい計画を想定して設計をすることが大事になります。

・一般的なハウスメーカーでは対応できる業者が少ない

日本では、レンガの家づくりに十分な経験を持ち、設計や施工に対応できる業者や、実際にレンガを積む職人が少ないのが現状です。

レンガは誰でも簡単に施工(積む)ができるわけではなく、曲線壁やアーチ壁の納め方、割付や鉄筋の配置、繋ぎ方など技術力も問われます。レンガの家づくりが経験豊富な業者やレンガ職人に頼まなければ、安心・安全に長く住むことができません。

・レンガの家は工期が長くなり価格が高額になりやすい

レンガは、耐久性・耐震性・耐火性・防音性・耐水性に優れ、外壁は塗り替えの必要が少ない省メンテナンス。地球環境にもやさしい自然素材である点が大きな魅力です。
ただし、レンガの施工にはいくつかのハードルがあります。まず、輸入品であるため、輸入手続きや税関手続き、そして輸送といった工程を経て、ようやく建築現場に到着します。

また、レンガは一般的な外壁材と比べて価格が高く、施工には高い技術力が求められます。ひとつひとつを丁寧に積み上げる手間がかかるため、工期が長くなり、建築費用も高くなる傾向があります。

 

レンガの家づくりで後悔しないための6つのポイントとは

① スケジュールと資金計画に余裕を持つ

レンガの家を建てるには、他の一般的な外壁材を使う場合に比べて、工程やコストの面で配慮が必要です。
まず、レンガは多くが海外からの輸入品であるため、輸入手続きや税関での確認、国内輸送などに一定の時間がかかります。建築現場に到着してからも、フォークリフトやクレーンを使って慎重に荷下ろしを行う必要があります。
また、レンガはひとつひとつを丁寧に積み上げるため、施工には高度な技術と手間が求められます。経験豊富な職人による確実な作業が不可欠です。
こうした背景から、レンガの家づくりは工期が長くなり、建築費用も高くなる傾向があります。
そのため、スケジュールにはゆとりを持ち、資金計画も余裕を見込んで立てることがとても大切です。

 

② 将来を見据えた住まい計画を想定して設計をする

レンガの外壁はその美しさと耐久性に優れる一方で、構造上、増改築などの大がかりなリフォームが難しいという側面もあります。
だからこそ、家族の将来を見据えた柔軟な設計が重要です。子どもの成長や独立、在宅ワークや二世帯同居など、ライフスタイルの変化に対応できる間取りや空間の工夫が求められます。
長く快適に住み続けるためには、建てる時点で将来の暮らしをしっかり想定し、変化に適応できる設計力と住まいの“伸びしろ”を持たせることが、レンガの家づくりにおいてとても大切です。

 

③ 施工経験が豊富で、設計や施工が対応出来る業者を選ぶ

日本では、レンガの家づくりに十分な経験を持つ業者や職人は、まだ多くはありません。施工技術が問われるレンガ積みは、レンガの家づくりが経験豊富な業者やレンガ職人に頼まなければ、安心・安全に長く住むことができないでしょう。
レンガの家づくりは、長持ち、省メンテナンスという大きな魅力があります。
一方で、施工業者や職人の腕によっては失敗する可能性もはらんでいるので、施工経験が豊富で、設計や施工が対応出来る業者を選ぶことが重要になります。

 

④ 遮熱性、断熱性のレベルを確認する

レンガは優れた遮熱性・断熱性を持ち、夏も冬も快適な室内環境を実現します。
日中の強い日差しにさらされる夏の昼間でも、レンガは熱を室内に伝えにくく、室温の上昇を抑えてくれます。逆に夜間は日中に蓄えた熱をゆっくりと放出するため、急激な温度低下を防ぎ、安定した快適さが保たれます。
冬は外気の冷たさを遮断し、室内の暖かさを外に逃がしにくい構造です。そのため、暖房効率が良くなり、省エネルギーにもつながります。季節を問わず、室内の温度変化が緩やかで、一年を通して心地よく過ごせるのがレンガの大きな魅力です。
さらに、遮熱・断熱性能を一層高めるためには、通気性のある遮熱シートを施工し、セルロースファイバーなどの断熱材を壁内に充てんすることが効果的です。
これにより、レンガの持つ蓄熱性と相まって、夏の熱気や冬の冷気をしっかりと遮断し、一年を通して快適な室内温度を保つことができます。冷暖房に頼りすぎずに済むため、光熱費の節約にもつながり、経済的で環境にも優しい住まいが実現します。

 

⑤ 飽きのこない、流行に左右されない外観デザインに

レンガは、古くから世界中で愛されてきた伝統的な建材です。その特徴を正しく理解し、長所と短所を踏まえたうえで活かすには、優れたデザイン力と確かな技術力が求められます。
レンガ積みの家は、飽きのこない普遍的な美しさを持ちます。
曲線を生かした柔らかなフォルムや、アーチ状のデザインなど、職人の技が映える造形も可能で、モダンな雰囲気からレトロでクラシックな趣まで、幅広いテイストに対応できます。さらに、レンガは経年変化によって風合いが増し、年月とともに深みを帯びていくのも特徴。建てたときの美しさが、時とともに味わいへと変わり、長く愛される住まいになります。

レンガの家で後悔しないためには、時が経っても流行に左右されにくい、味わいや風格を表現してくれる外観デザインにするとよいでしょう。

仁・幸夢店では、これまでにレンガ積みの家の実績も豊富で、施工事例も多くございます。

“仁・幸夢店 レンガ積みの家 施工事例”

 

⑥ 内装は長期的な目線で設計を行っていく

内装は、日々の暮らしと密接に関わる空間であり、外観よりも目に触れる機会が圧倒的に多くなります。
レンガは伝統的な美しさや重厚感を持つ魅力的な素材ですが、その雰囲気を内装に無計画に取り入れてしまうと、落ち着かない空間になったり、早く飽きてしまう可能性もあります。
だからこそ、外観と内装を同じ方向性でトータルにコーディネートし、住む人が「心地よさ」や「快適さ」を実感できる上質な空間を、長期的な視点でデザイン・設計することが大切です。
外観と内装のデザインに一貫性がないと、住まい全体の印象にちぐはぐさが生まれ、満足度を下げる原因にもなりかねません。

 

まとめ

レンガ積みの家は世代を超えて長く住み続けられる

時が経つほど味わい、品格、優雅な魅力が深まっていくレンガの外観は、一般住宅とは大きく異なる点です。
一般的な住宅でよく見かける外壁は窯業系サイディングボードで、主成分はセメント質原料と繊維質原料です。7~8年を過ぎるころにはその防水性も低下するため、「外壁のメンテナンスの塗り替えは10年ごと」というのが適切で、この期間を過ぎると塗膜の機能は薄れ、建物の劣化を招くこともあります。

日本の一般住宅の平均寿命は30年前後、鉄筋コンクリート造で50年前後といわれています。その間にはメンテナンスやリフォームも必要となり、住宅ローンを払い終えた頃には、また数千万の資金を用意して建て替えが必要、後世の人には大きな負担となります。
その点、多くの機能を持ったレンガの外壁はくまなく鉄筋を配置して100年以上持つ基礎の上に積んで、ハイブリットにした木造の構造と一体化にしているため地震に強く、長持ちして、省メンテナンスの資産価値の高い家なのです。

レンガ積みの家を建てるとき、初期費用が高く感じてコストがネックになっている人もいらっしゃいますが、長期的な目線にたちライフサイクルコストの考えで計算するとコストは安く抑えられます。
家づくりでは、初期費用という目先のコストに捉われず、長い先までシミュレーションすることが重要になります。

レンガ積みの家を選択して建てることは、建て替えやリフォームの負担を軽減し、資産価値の高い家を後世に引き継ぐことができるのです。

老後に建て替えの心配をしたくない
家のメンテナンスにお金を掛けたくない
価値を下げずに将来売却したい
など、お考えが少しでもございましたら、仁・幸夢店のレンガ積みの家をぜひ検討ください。

失敗したり、後悔しないためにも、ぜひ、一緒におしゃれで素敵なレンガ積みの家創りを考えていきましょう。

レンガ積みの家についてもっと知りたい、内装もレンガに合ったおしゃれなデザインにしたい、もっと分かりやすく教えてほしいなど、レンガ積みに関する不安や疑問がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

<筆者プロフィール>

仁・幸夢店株式会社取締役 長谷川 聡龍

長谷川 聡龍

仁・幸夢店株式会社 取締役
一級建築士・二級施工管理技士・気密測定士・電磁波測定士・風水カウンセラー・四柱推命士・ビジネス姓名判断士・ハウスインスペクター

多くの方は一生の三分の二は自宅で過ごします。その家が心地よく快適で、家族を育み円満に健康に暮らせたらどんなに幸せでしょうか。家は家族の命を安心・安全に守る究極の器です。住まう方のお役に立つように高性能・風水・建築医学を取り入れた「いい家」を設計・施工しております。