日々のメンテナンスは物持ちをよくするために重要なことです。しかし、間違ったお手入れをすると逆に悪くなることもあるのでメンテナンスのやり方も重要になってきます。
今回は玄関廻りでのお手入れをご紹介していきたいと思います。
〇玄関ドア
外側は、外気の様々なホコリや汚れがつきやすく、そのままにしていると痛みの原因になります。汚れたなと思ったら柔らかい布でからぶきしてください。
木製ドアの場合は、メーカー指定の専用オイルクリーナーで月に1、2回はお手入れすることをお勧めします。その時の手順は下記のとおりです。※オイルを塗るので晴れた日にメンテナンスすることをお勧めします。
①黒いシミができている場合は紙やすりなどでこすってください。
②ホコリや汚れを落として準備完了
③メーカー指定のオイル等を指定の方法で塗っていきます。(刷毛塗りや布にしみこませ、すり込むように塗る方法があります。)
④10分くらいしたら乾くので、柔らかい布で余分なオイルをふき取る
本物の木製サッシは質感等良いのですが、メンテナンスがかかります。このメンテナンスをすることで長持ちするので、しっかりメンテナンスしていきましょう。
〇鍵が回りにくい時
原因としては土やホコリ等が鍵穴から入って回りにくいことが考えられます。よくやりがちなのが鍵が廻りにくいからと、オイル系の潤滑剤を使用することですが、絶対に使用しないでください。オイル系の潤滑剤は差したときは滑らかになりますが、再びホコリなどが来た場合くっつきやすくなり、すぐに症状が悪化する可能性があります。ですから鍵穴専用潤滑剤を使用してください。鍵穴用は粉上になって摩擦をなくすので、オイル系のように水気があるわけではありませんので、汚れが付きづらいです。
潤滑剤がない場合の方法として、鉛筆の芯を削った粉を鍵にまぶして使う方法もあります。
〇玄関床
土やホコリを掃きだし、普段からきれいにしておくと、人の出入りがあったときに土やホコリがまわないので、屋内空気環境が良い状態が保たれます。普段からきれいにしておきましょう。多少の汚れはモップや使い捨て雑巾等で水拭きをしても良いです。
汚れのひどい時はデッキブラシやたわしなどで水洗いしてから雑巾で水気をよくふき取ります。ここで水気を放置すると、上がり框や床下を痛める恐れがありますので十分い水気をとるようにしましょう。
〇下駄箱
カビが発生する原因になるので、濡れた靴や、傘は入れずに乾かしてから入れてください。天気の良い日は時々扉を開けて通風をとると、カビづらいのでお勧めです。
〇これだけはやめてください
・玄関ドアをクレンザーやたわしなどでこする
細かい傷がつきそこに汚れがつき取れなくなります。錆びる可能性もあるので柔らかい布でからぶきするようにしましょう。
・玄関ドアを指定にない洗剤で洗う
変色や変質の原因になります。特に指定がない時は家庭用の中性洗剤などを使うようにし、洗剤が残らないように丁寧にふき取るようにしてください。
・下駄箱扉にシールを貼る
玄関の風格が損なわれますし、剥がしたときにあとができたり、表面材がはがれてしまいます。
・下駄箱扉を指定のない洗剤で洗う
変質・変色の原因になりますので指定の洗剤を使用してください。
・プランターを玄関ポーチに置く
プランターに水を上げたりして湿気やすくなり、建物を傷める原因になります。またプランターがシロアリの巣になっている恐れがあり、シロアリを招き入れる原因になります。プランターは建物から話したところに置くようにしましょう。
まとめ
玄関は毎日使うところですのでお手入れをこまめにし、家族が気持ちよく使えると気持ちが良いです。間違ったお手入れをすると、悪くなったりしますので、取り扱い説明書は守ってお手入れすることをお勧めします。また、やってはいけないことの中でプランターをポーチや建物に近いところに置いている方はいらっしゃいます。白アリの被害が出ないうちにすぐ移動しましょう。