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台風から気づいたこと③水害も視野に入れた「基礎」が必要

台風から気づいたこと③水害も視野に入れた「基礎」が必要

台風15号に続き、台風19号という史上最大級の台風を、日本は体験しました。
氾濫した川の水が引かない被災地の様子をメディアで見るたびに、胸が痛みます。
被災地の方々が家に再び元どおりに住めるようになるまでは、一体どのくらいかかるのでしょうか…。

千葉県では幸いにして、19号の影響は恐れていたほどに大きくはありませんでした。
しかしここ数年、大型化した台風が上陸することが頻繁になっている…この状況を事実と受け止め、それに耐えうる家の「備え」が必要だと改めて感じます。

今回は、家を支える「基礎」についてお話しいたします。

基礎によってこんなに違う!水害と基礎との関係

①基礎断熱の家
断熱・高気密の家の中で、床下からの冷気を防ぐ目的で「基礎」の部分にも断熱をかけることが「基礎断熱」と呼ばれるものです。

基礎部分をがっちりと密閉し、中にウレタンなどの素材の断熱材を貼りつけるなどして断熱をかけます。寒冷地では、家の底冷えを防ぐものとして重宝された技術かもしれません。

(引用:http://jm-creator.com/seko/12974.html

しかし今回の水害のような床下/床上浸水には、基礎断熱の家は対応しづらいようです。

というのも、基礎断熱の遮蔽する構造には、いったん中に水が入ってしまうと、水を排出できないというデメリットがあります。流れ込んだ泥水がプールのように溜まっても、洗い流すことができないのです。

また、床下の断熱材が水に濡れてしまうと断熱の役目を果たさなくなります。臭い等が出てきます。

断熱材を取り除くとなると、床下に潜るか、あるいは床をいったん剥がすか…これは大ごとです。

②丸型換気口(風窓)のついた基礎の家

一方で、従来の工法…風窓がついて床下換気ができる基礎ならば、仮に床下浸水に遭ったとしても水を排出することができます。ホースでジャーッと洗い流して掃除するだけ。なんとも簡単です。

昔からの工法には、やはりそれなりの理由があったのですね。

③基礎パッキンの家

また、家の土台と基礎との間に「基礎パッキン」(写真)を挟む工法もあります。基礎パッキンは通気/換気ができる部品。これを基礎の全てにつけて風窓を省く家もありますが、それでは①の基礎断熱と同じで、いったん水が入ってしまうと排水ができなくなります。

(引用:https://cuatro1218.com/contents.cgi?contents_id=3

仁・幸夢店のおすすめは床断熱で風窓+基礎パッキン!

水害を考えれば、基礎断熱よりも丸型換気口(風窓)のある従来型の基礎をおすすめします。さらに基礎パッキンがあれば、通気性能が高まります。

仁・幸夢店ではこれまで、水害への対策を考え、風窓を必ず開けるようにしてきました。基礎部分に断熱をかけずとも、しっかりと床断熱を行っていれば、地面からの冷たさはシャットアウトすることができます。

床下浸水、もちろん床上浸水に対しても、基礎のつくりによって、その後のケアがまったく違ってきます。ホースで流すだけで済むのか、かたや◯万円もかけての大掃除か…

せっかく皆さまが思いを込めて建てる家です。末永く住んでいただくためには、頑丈であることはもちろん、何かあった時にも対応できる家づくりでなければと考えます。

台風、水害、地震といった災害に強いことと、さらに被災後のメンテナンスまでも視野に入れた家づくりを、ぜひ一緒に考えていきましょう。


仁・幸夢店では「高性能住宅と健康」「幸せを呼ぶ住まいの風水」など『家づくりブログ』を発信しています。

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