突然ですが質問です!
あなたは車を買おうとしています。400万円は高いですか?
このように質問されて皆さんどのように思いましたか?高いと思った方はなぜ高いと思ったのでしょうか?
ひっかけたわけではありませんが、今回「車」としか言っていません。これがフェラーリだとしたら高いですか?おそらくほとんどの人が安いというのではないでしょうか?
ではフェラーリが400万だとなぜ安いのでしょうか?普通の車に比べてエンジンが違う!内装が違う!よく走る住宅と言われるように1000万以上の価格ということを知っている等さまざまな理由があると思います。
住宅も同じです。仕様が違えば価格は違って当然です。企業努力だけでは片付けられない価格差は「中身」が違うのです。
例えばヒノキ材で120角材と言っても等級がありそれによって価格が違うのはご存じでしょうか?産地によってもいいもの悪い物があり、価格が変わる場合もあります。
では、一般の方がそれを全部把握できるか?というと答えは『No』です。建材は多種多様で、年々新商品が出ます。自身の仕事を抱えていて、さらに建築を覚えるというのは、ほぼ不可能であると思います。
ここでお伝えしたいのは、価格で選んでしまうと住み始めた後にコストがかかる場合もあるのでそこまで考えてください。ということです。
どうしても建てるときの金額がまとまって出ますので、そこだけを考えがちですが、LCC(ライフサイクルコスト)という考えがあることをご存知でしょうか?これは建築してから使用している期間、そして解体処分までの費用迄のトータルコストの事をいいます。
LCC(ライフサイクルコスト)と検索するとよく氷山でたとえられていますが、建築する時の費用は氷山の一角なのです。日々の光熱費や住んでる途中のメンテナンス費等はトータルすると何倍も大きい物になります。
いいものは耐久性があったりしてコストがかかります。しかし新築時に導入したために住み始めてからのメンテナンス費が安く済んだという事例は多々あります。
なぜその価格になっているか?価格で決める前に耐久性や素材について一度考えてみて、建築のプロに問い合わせてみてはいかがでしょうか?