前回まで、自分の花粉症に苦しんだ経験とそのメカニズムについてお伝えしました。
家を作る工務店ですので、今回は家でできる「花粉症対策」についてお伝えしたいと思います。
ポイントは「家の中に極力花粉を入れない」ということに尽きますが、少しご説明させてください!
①家の換気は朝7時前までに!
みなさんはいつ家の換気をしていますか?
お掃除の時、空気がこもっていると感じた時に随時…あるいは窓はいつも開けっ放しにしている!という方もいるかもしれませんね。
花粉症でお困りの方だけでなく、ぜひみなさんにおすすめしたいのが、「朝一番の換気」です。
花粉も含めて空気中の物質は、夜の間に少しずつ地面に沈殿します。それが朝、人間活動が始まると車や人の動きによって舞い上がり、空気中にばらまかれるのです。
なので、花粉をなるべく入れない換気は太陽が上がってからの6時頃からだいたい7時頃までがベストです。逆に、夜になってからの換気は、花粉が最大に空気中に舞っている状態で取り込んでしまうことになるので、一番よくないと言えるでしょう。
新鮮な空気を取り入れると、空気の淀みが解消され、家じゅうがスッキリする感じがしますよね。空気の流れを作ることは、結露対策にも重要なポイントとなりますし、風水的にも良い氣を呼び込むことにもつながります。
(過去記事もどうぞ!「ドラゴンタイムに窓を開けて爽やかに」https://jin-gr.com/topics/fusui_20190705/)
②衣服についた花粉を玄関ではたく
花粉症の方はマスクをして外出されていると思います。そして衣服にきっちり花粉をつけて帰ってきます。その服のまま家に入り、マスクを取ると…残念ながらしっかり吸入してしまいますね。
玄関に入る前に、できれば玄関から少し離れたところで、衣服についた花粉をできるだけはたきましょう。ちなみに、ナイロン製のシャカシャカした服だと花粉がついてもはたいて落としやすいようですね。綿の服ならば、すぐに洗濯をして花粉を洗い落としましょう!そのままクローゼットに戻す…はやりがちですがNGです!
③家の気密性が重要なカギ
三つ目のポイントは、家の構造のことなので、一朝一夕には実践できないかもしれません。
家には見えないけれど至る所に隙間があるのをご存知ですか?その隙間の大きさは、一般的な家づくり(隙間相当面積=C値5.0㎠/㎡)では、100㎡の家におよそハガキ3枚分の隙間に相当します。
こうなると、いくら家を閉め切ったり、換気口に高性能なフィルターをつけたりとしても、花粉の侵入は防ぎきれません。究極的に、花粉をシャットアウトするには「高気密な家づくり」がポイントとなります。
自社の宣伝になりますが、仁・幸夢店では「北海道・北東北レベル」の気密性を実現する高気密・高性能の家づくりをしています(仁・幸夢店ウェブサイト内「健康住宅とは」https://jin-gr.com/motto/health_promotion/)。高気密のリフォームも承ります。
気になっている方、ご相談ください!