目次
ベランダをつけるメリット
・2階で物干しができる
・2階のエアコンの室外機が置ける
・2階の部屋に広がりを持たせることができる
◉2階で物干しができる
間取りはそれぞれですが、一般的に1階にリビング、2階に寝室にすることが多いと思います。
その場合寝室の布団をベランダにすぐ干せるというメリットがあります。
洗濯物は1階に洗濯機があると、2階までもっていかなければならないので、家事動線としては少し長くなってしまいます。
ランドリールームなどを作り室内干しでベランダを全く使わないという方も多いです。
最近は夫婦共働きになって外に干す機会がほとんどないという方もいます。※弊社OBによるコメント調べ
◉2階にエアコンの室外機が置ける
またメンテナンスをするとき高所作業にならず容易に交換することができます。
以上のことは十分メリットであると思います。
◉2階の部屋に広がりを持たせることができる
実際の空間は同じでも、ベランダがあって掃き出しになっていると視覚効果で奥行きがでます。
奥行きが出ると錯覚して広めに感じます。
限られた空間で設計する中で実際の満足度を高めるために、設計の工夫として取り入れるメリットはあります。
ベランダのデメリット
・下の階の部屋が暗くなる
・メンテナンスがかかる
・防犯性が悪くなる
◉下の階の部屋が暗くなる
ベランダをつける場合物干し目的で南側に付けることが多いと思います。
1階がリビングだと日当たりのよい南側に持ってくることが多いと思います。
その場合バルコニーが庇(ひさし)の役割をしてリビングに日光が入りずらくなります。
パッシブハウスなど、自然光を取り入れて暖房の補助にしたりするのにバルコニーが邪魔になることがあります。
◉メンテナンスがかかる
どんな素材で作るかによっても大きく異なりますが、FRP防水仕上げになることが多いです。
メンテナンス目安は10年です。10年ごとに防水をやり替えなければなりません。
ですからほかのメンテナンスに加えて費用が掛かります。
◉防犯性が悪くなる
ベランダからの侵入がかなり多くなっているというデータがあります。
夏場、2階だからと窓を開けて寝るという方もいるかもしれません。
2階は防犯意識が低くなりがちなりがちです。
あるのとないのとでは防犯性に差がでます。
まとめ
生活スタイルによって個人差があると思いますので、ベランダはあったほうがいいか?悪いか?と聞かれたら人によるというのが答えになります。
メリット・デメリットを把握し、デメリット以上にメリットが重要であればつけたほうがいいです。
デメリットのほうがメリットより大きいと思うならばつけないほうがいいです。
何となくあったほうが洗濯干すときに便利だろうでベランダをつけないようにしてください。
一番よくないのはつけたけどほとんど使っていないということです。
建築時に数十万円もかけて作った結果使わないならデメリットしかないです。
この記事が家づくりの参考になってくれたらうれしいです。