上棟後なるべく雨に濡れないように急いで外部を囲います。
屋根の野地板を施工した後にアスファルトルーフィングを施工します。屋根の低い方から順番に貼っていき重ね合わせはしっかりと確保するように印がしてあります。上下の重ねが100mm以上左右の重ねは200mm以上確保されるようにします。重ね合わせがしっかり確保されているかをしっかりとチェックします。
棟の防水シートは反対側におりかえしが必要です。250mm以上重ね合わせが必要なので防水シート1枚をかぶせます。防水シートまで施工したら一安心です。あとは屋根の仕上げ工事をしたらで屋根が完成です。
外部に本筋交いを入れて、窓が入るところにまぐさと窓台を入れて、間柱を入れていきます。写真の赤い丸のところは梁を緊結するための金物があるところです。外部空間と接するところなので現場発泡のウレタンを施工してあります。この作業をしていないとこの金物が結露をおこしたり、ヒートブリッジになります。ヒートブリッジとはその名の通り外部の熱を内部に伝えてしまう部分です。
しっかり施工していないと計算通りの住宅性能は出ませんので、しっかりと施工しているかチェックします。
また柱と土台や、柱と梁が直下型の地震が来た時に外れないようにオレンジの丸のところに金物がついてます。ここも取付忘れがないかチェックします。
金物迄しっかり取り付けたら続いて面材の施工をします。一般的に在来工法というとこの工程はありません。土台・柱・梁・筋交いで家の耐力を取ります。2×4工法だと筋交いがなく、合板などの面材で耐力を取ります。弊社では在来工法と2×4工法のいいところを組み合わせた工法にするために柱の外側に面材のダイライトを貼ります。両方を組み合わせることにより災害に強い構造にします。
面材を施工したら防水シートを施工します。弊社で施工している防水シート巾3mの物で重ね合わせる部分が少なく、紫外線の劣化に強いものを使用しています。また構造体に止めるのに一般的にタッカーというホッチキスのようなもので止めていきます。タッカーで施工すると細かく止める必要がありますが、止めたところが破れやすく水が入る原因になりやすいので、弊社ではこの防水シート専用のタッカーの刃と、丸いプラスチックの押さえが効くものを使用することで、止める間隔を広くすることができ、刃の周りがプラスチックで抑えることにより破れにくくなっています。
上棟直後の現場は断熱のチェックポイントや構造のチェックポイントがいっぱいあります。仕上げてしまうとわからなくなってしまうところが特に重要なのでしっかりとチェックしていきたいと思います。