風水をおまじないや占いの一種だと勘違いしている人や、迷信と思っている人もいるかもしれません。風水の本当の意味を知らないでいる人や、風水そのものを誤解している人がまだまだ多いというのが現状です。
占いや画一的に「○○を置けば誰でも開運できる」という単純なものではありません。
風水は住む人に幸福をもたらす住宅、街や都市をつくるための方法として古代から脈々と続くもので、風水には私たちの生活や未来をまったく違ったものにできるすばらしい力が秘められています。
たいへん奥の深い風水ですが、そのすばらしい力を、少しでも知っていただき、土地の購入、住宅の新築、リフォーム、リノベーションで、風水の力を最大限に活用していただけるよう、千葉県木更津市の工務店がくわしくご説明いたします。
風水とは、何でしょうか?
◆風水の歴史
風水術の原点のひとつとして、晋代の卜筮占候(ぼくぜいせんこう)の大家・郭璞(かくはく)(276~324)という人物が著したとされる『葬書』という書物があります。この本に、初めて「風水」という言葉が現れます。
「気乗風則散界水則止 古人聚之使不散 行之使有止故謂之風水」
(気は風に乗れば散じ、水に会えば止まる。古人はこの気を集め、散じないようにした。気を行かせたり止めたりすることもある。ゆえにこれを風水という)
「風水」という用語は、この『葬書』ではじめて見られますが、前漢代(前202~後8)には『堪輿金匱(かんよきんき)』14巻や『宮宅地形』20巻といった風水に関する書物がありました。そして、その技術自体は殷(いん)(紀元前16世紀~前11世紀)時代の遺跡から見ても、素朴なものとはいえ、すでにあったようです。
古代中国の人々は自分たちの生活している土地や地形、山や川、風や雨などの大自然、大宇宙の風景をよく観察し、どんな影響を受けているのかを調べました。それによってどんな地形や、どんな家に住めば気エネルギーが高まるのか、失うのかに気づいていったのです。
そして、「気エネルギー」はすべての生命現象の源になっており、大地の中にあっては、地中から吹きだし、風に乗り、雲に出会って雨として降ってくることを彼らは理解しました。その技術と理論は長い時間と多くの人によって研究が行われ改善され、体系化されていきました。
中国歴代国家の首都の多くは風水をみて造営されており、現在の首都である北京も明・清の時代から首都であった都市であり、やはり風水によって造営されています。根拠のない迷信と野合してしまった風水もありますが、本来の風水は、気を呼び込み、調整するための精密なテクノロジーであったのです。
日本では、推古天皇時代(602)に「暦の本および天文地理の書、あわせて遁甲方術(とんこうほうじゅつ)の書」を百済(くだら)の僧侶が朝廷に献上した記録があり、日本最初の都城・藤原京(694~710)も風水の原理に基づいて造営されています。それ以後、奈良、京都、鎌倉、などの都市も、明らかに風水に立脚して造営されています。その技術は一般には知られない形で、陰陽師(おんみょうじ)などに連綿と受け継がれました。そして、徳川家康は天台宗の僧、天海僧正に風水に基づいて江戸の街を造営させて、徳川家の長期安定政権と家運繁栄を誇ったのです。
◆風水と家相の違い
一般の方の理解では、「風水」と「家相」との違いが明確ではないでしょう。
実際のところ、家相を解説しながら「風水」と冠している書籍も少なくありません。しかし、私の認識では両者は全く違うものです。
例えば、通りや隣家との位置関係を無視して、何があっても東南に玄関を作るとなると、現実を無視していると言わざるを得ません。現実を無視して良い環境を確保することはできません。ここが家相と風水が根本的に異なる点です。
東南側に玄関を設けるべきだというのは、一般論としては理解できます。その方が日当たりが良くなり、太陽の良い気を家の中に取り入れられるからです。しかし、状況を無視して固定化されると、間違いの元です。固定化した家相でみたならば、東南側が開けていなくとも、東南側に玄関を作るという結論になるからです。
周囲の状況や環境、建物自体の形状を無視して、「間取り」の位置だけを見て吉凶を決めてしまう家相では、明らかに判断を誤ってしまうことになるのです。「間取り」だけで気の流れを読み取ることは不可能なことです。まず屋外の環境がどうなっているのかを見なければなりません。たとえ家相による方位や方角で見て内部の「間取り」が良くても、「周囲の環境」が何か不安を強く与えるならば、住むには適していないと判断します。
また、家相においては吉相・凶相は誰が住んでも同じと考えていますが、「風水」においては同じ場所や方位であっても、住む人によって快、不快、敵、不適があると教えます。これも風水と家相の決定的な違いとなります。
風水は道路と建物の位置関係や間取りの設計、そこに住む方によってすべて変化します。現実にそこに住む方の家族構成や気の性質を無視して良い環境を確保することはできない、というのが風水の考え方です。
◆世界の風水事情
医学や食事、哲学の分野でも東洋的なものの良さが見直されるなかで、西洋での「風水」=「FENG-SHUI」(フェンシュイ)への注目度は高まる一方です。
香港や中国では、ビルの風水設計が昔から行われていますが、アメリカでもオフィスビルの建築やインテリアに「風水」が積極的に取り入れられています。しかも実際にビジネスが好転した例が数多く報告されたため、一気に知名度を上げビジネスの現場に風水が浸透しています。そして、風水に対する認識で、「環境を整備し、人と建物にする技術」という考え方が定着しています。つまり、風水を一つのテクノロジーとして捉えているわけです。
風水建築の有名な例としてはイギリスのノーマン・フォスターという建築家が設計した香港上海銀行と中国銀行の風水戦争があります。
また、ヨーロッパでは建築と生態系との相関関係を解き明かしていく「建築生物学」の研究が建築家と医者により進められています。 このように日本では「風水=占い」のイメージが依然強いのに対し、欧米では環境を整える東洋的テクノロジーとして科学的な視点でのアプローチも行われています。
◆家が住む方にあたえる影響
人は、無意識のうちに、自宅の壁や天井を見たり、床の感触を感じたりしています。これら壁の色や床の感触といった情報はつねに五感から入ってきて、意識しなくても脳に蓄積され、脳の中で感情や思考あるいはパワーに変換されていきます。この知らず知らずに入ってくる情報が良いものであれば、それは心身にとってプラスに、良くないものであればマイナスに作用します。
長い時間を過ごす家やオフィス空間からの影響は想像以上に大きいです。
空気の淀んだところ、湿気の多いところ、騒音の激しいところなどでは健康に暮らせないのはすぐに判ります。「環境」が「健康」に影響を及ぼすことは、誰でも否定しないでしょう。そして、何か爽やかな気分になれる場所と、いるだけでイライラする場所があります。つまり、環境は心理にも影響を及ぼすのです。
また、交通の便が悪いわけでも、店構えが貧相なわけでもないのに、そこで開業した店舗が続けて潰れる場所があります。不思議に思うかも知れませんが、皆さんもそうした実例の一つや二つはご存じかも知れません。これは「環境」が「経済」に影響することを示しています。さらに、事故が頻発する場所というものも存在します。
このような環境の影響を「気」という観点から整理・体系化した技術が「風水」です。鍼灸や指圧は、この「気」の流れの滞りを取り除く技術であり、東洋医学の体系は、この「気」の存在を前提として組み立てられています。
風水の伝統において大地の気の流れを「龍脈」と呼び、その龍、すなわち気エネルギーが吹き出す場所を「龍穴」と呼びました。そして、東洋医学においては人体の気エネルギーの流れる道を「経路」といい、気エネルギーの出る場所を「経穴」(ツボ)といいます。ここに一つの相似を見ることができるでしょう。
つまり、風水は空間を対象とした東洋医学であるということです。住居とそこに住む人の心身には対応関係があることを「風水」は知っています。
風水で重要な氣(気)とは?
気とは、目に見えませんが、情報を持ったエネルギーのことです。
よい「気」の流れは人間の「脳」を活性化し、正しい判断へと導き、活動力を高め、自己実現へと潜在能力開花へと向かわせる力があります。「気」の流れが滞ると、心も体も病み、やがては経済も病んでしまいます。
良い氣(気)を集める
居心地が良かったり、ゆったりくつろぐことの出来る場や、すがすがしく元気がみなぎってきたり、希望や夢が湧いてくる場は風水が良いのです。
なぜ気持ちが良くなったり楽しくなるのか、それは良い気が集まっているからです。風水の悪い場は悪い気が集まっています。良い気を集める技術が風水です。
◆東洋医学において中心的な概念が気
また、東洋医学において中心的な概念が「気」です。
気の状態が心と身体の状態を決定しています。
すなわち気が整えば心身は整い、気が乱れれば、心身は乱れます。
心と身体をつなぐもの、それが「気」です。
気が活性化すれば身体は活性化し、精神活動も活発にします。
気は、怒りに激化し、悲しみに衰え、恐怖に沈み、冷たさに縮み、熱さで逃げ、驚きに混乱し、喜びに和らぎ、楽しさに踊る、といった性質を有しています。
疲れると気は消耗し、考えすぎるとつまるのです。
気を整えることは、心に豊かさをもたらし、心身共に健康になり、経済的な力を持つことを可能にします。
風水は住環境全般を対象とした住空間の「気」の流れをみる、空間の東洋医学だということです。人体だけでなく環境をも含めて住む方の心身を総合的に捉えるものです。
◆運の流れは「氣(気)」の流れ
「運気」という言葉があるように、「運」と「気」の二つには密接な関係があります。「気」は「運」と同じく「目に見えない情報をもったエネルギー」なのです。
「運」とは「気」が運んでくるものであり、「気」が人間に取り込まれて変換されたものであるともいえます。
人の体の中には「気」というエネルギーが流れています。
氣は科学的な研究も進んでいて、体の経絡というラインを健康な人でおよそ秒速30~50㎝で流れているといわれます。気はいわば、生命のエネルギ-。亡くなった人の体には存在しません。
そして、人の「心」と「体」をつないでいるのが「気」です。
「気が抜ける」「気が弱る」「気落ちする」「無気力」・・・・・
心と体が離れ、バラバラになったとき、人は生きるパワーを失います。
元気がなければ、何事もうまくいかなくて当然でしょう。
運が悪いときは、気の流れも悪くなっているのです。
反対に気の流れがスムーズで、「やる気」「根気」「気合い」など、気力が満ちて心と体がぐっと密着するとき、人は普段以上のパワーを発揮します。
また、気のエネルギーは共鳴し合うため、いい気の流れている人といっしょにいたり、いい気が満ちた場所や物に触れると、自分の気も活性されます。反対に気の流れが悪い人、場所や物から悪い気を受けると、自分の気もよどみ停滞します。
自分の気を高めるには、何より毎日を「気持ちよく」過ごすことが大切です。
さらに周囲からもいい気をもらい、感謝や恩を返して「いい気の循環」を作ることで、どんどん運がよくなっていくしくみです。
風水の太極気と本命気
気には「天の気」、「地の気」、「人の気」の3種類があります。
天の気は、空から流れてくる気で、住宅で見た場合「宅気(たくき)」といいます。
地の気は、大地を走ってくる気のことで、風水では、「太極気(たいきょくき)」といいます。その家にどういう「気」が集まってくるかは、住宅の玄関の方角から知ることができます。また、地の気は家の中心である太極点から噴き出てきます。
太極気には旺気、生気、洩気、死気、殺気という5つの気があり、それが家の中にどう流れていくのかが、住む人の健康や人生に大きな影響を与えます。
次に「本命気」とは、個人個人が放っている「気」です。
本命、つまり生まれたときに携えてきた「気」です。
大切なポイントは、住んでいる場が持つ「気」と個人が持つ「気」が合うか合わないかということです。本命気が良い気で、大地の太極気が良ければ最も良くなります。最も良い気場を見つけだすのは、自分の出す気と、そして大地の気が相乗するところです。たとえば家族でも、ある人はこの部屋は嫌いだといい、別の人はこの部屋が良いということがあります。それは、それぞれ好みのように思われますが、実は、その人の放っている気と、その場所との相性によるのです。
会社においても、本人の出している気が大地の気と相性の良いところで仕事をすれば、力を得て財を生み出します。
本命気には、生気、天医、延年、伏位、絶命、五鬼、六殺、禍害と呼ぶ8つの気があります。
人が生まれながらにして持っている「本命気」は、脳が記憶していて、変えることができない生年月日に基づいて決まっています。自分だけの気を存分に生かすことで運を開くことができるのです。
風水は、住む方の問題解決や目的達成のために、太極気や本命気の気エネルギーを使い、間取りやレイアウトなど空間の活用方法が決まります。
風水の環境・土地の良いところ
どんなにお金をかけて、すばらしい風水の良い住宅を建てても、土地そのものが良い気エネルギーを発していなければ、その家は無意味なものになってしまいます。風水では土地そのもの、土地の持つエネルギー、土地の周囲からもたらされる気なども含めて、環境からの影響を非常に重視します。ですから、環境の善し悪しは風水にとってとても大切な要素なのです。
古くからある神社仏閣は、風水の良い、気の流れが良い場所につくられています。良い気のある場の特徴は、太い樹木がまっすぐ伸びていて、良い湧き水のあるところです。
風水の良い土地、悪い土地とはどういうものか、いくつか挙げてみましょう。
◆良い土地
1. 窓や玄関から自然の美しい景観が眺められて静か
陽当たりが良く、玄関や窓から見たとき、外に自然の眺めが広がっていれば、心と体を活性化させる大自然の「気」が家や土地に向かって流れてきます。
2. 近くに美味しい湧き水があり、井戸を掘ると清らかな水が得られる
古来、水脈は「龍」にたとえられ、土地に生気をもたらすものとされます。
近くに美味しい湧き水があるとか、井戸を掘ると清らかな水が得られる場所は「気」の流れが良く、豊かな水脈がある証拠です。
このような土地で暮らすと、精神的に安定し、体も健康になり、病気のリスクが低くなります。
3. 起伏があり周辺より小高い
起伏のあるところには、良い「気」が集まります。昔から平地より山の手のほうに、高級住宅が立ち並ぶのはそのためです。
また、周辺より小高い土地が良いといえます。理想的には「東」「東南」「南」に向かって、ゆるやかに傾斜している坂の上がベストです。
4. 土地の後ろが高く前が低い
家の後ろ側に山があったり、家の前の土地がゆるやかに低く開けていて見晴らしがいいと、気持ちが安定します。
◆悪い土地
1. 土地が低く、水害の恐れがある
2. 地盤が軟弱で、裏山が崩れやすいなど、自然災害の危険がある
3. 光や風がまったく入らない、逆に風当りが強すぎる
4. 近くにゴミの山や、よどんだ川や池がある
5. 商業地の近くで騒がしい
6. 高速道路や工場の近くなど、大型車の通行が多く空気が汚い
7. 袋小路の土地や、背後が断崖で行き止まりの土地
8. 磁場が狂っている
家づくりのための風水ポイント
1. 良い気が入り、巡り、良い気で満たす
良い気がたくさん入ってくる土地、良い気がたくさん入ってくる住まい、店舗、事務所、そして、家の中を良い気が巡り、悪い気は消滅し、住む方の良い気で満たされた家が風水の良い家です。
良い気、悪い気は、目に見えませんが、心で感じられ(気持ち)、行動となり、結果として現れます。
悪い気の家で暮らしていると、イライラする、気が重い、楽しくない、疲れが取れない、落ち着かない、短気、否定的にしか考えられない、言い争い、反抗、けんか、不満、不安、憎しみ・・・などの嫌な感情になりやすく、眠れない、慢性疲労、精神不安定、やる気が無くなる、無気力、仕事上のミスが多く出やすい、トラブルが多い、常にピンチを招くことになる、周囲がすべて敵になってしまう、孤独、精神的に落ち込む、妄想が多くなる、親子が憎しみ合うというような状態になってしまいます。
良い気の家で暮らしていると、気分が良い、気持ち良い、癒される、心地よい、安心、落ち着く、笑顔が多い、やる気が出る、積極的になる、親子の仲が良い、生活力、活動力、創造力が高まる、潜在能力が現れる、人脈が広がり、富をもたらし、家運を繁栄に導きます。
気が心を動かしています。良い気は良い心に、悪い気は悪い心へと・・・
2. 現代の風水「風水環境科学」により脳と心に良い情報を送り込む家が、体の健康、心の健康へ
数多くの要素(高性能・空気・素材・有害電磁波・地磁気・デザイン・間取り・色・形・光・音・・・・・)によってできている住空間です。
風は情報、水はエネルギー=気 なので
住まいの良い情報×良い気=風水が良い家 となります。
住まいの良い情報は、住まいの要素(高性能・空気・素材・有害電磁波・地磁気・デザイン・間取り・色・形・光・音・・・・・)が良いことです。
環境が発している情報を読み取り、調整し、五感を通して「脳」に好ましい情報を送り込み、「心」と「身体」を最高のレベルへと持っていくことで目的達成する。これが現代の風水「風水環境科学」の極意です。
人は無意識のうちに、自分のいる場(住まいや職場)の情報を、五感をフルに使って集めています。目の前にある色や光、素材・デザインなど、じつにさまざまな情報が、脳の中で処理され、心や行動に影響を与えます。
五感や感性で「快適だな」「きれいだな」と感じて心が動き、良い刺激を受けると、やる気スイッチのようなものがオンになるわけです。
住まいの脳と心に良い情報をいくつか紹介します。
<1> 脳に良い住まいをつくる
外出する際、玄関を開けると、きれいなものが見えたり、見晴らしのいいロケーションだったりすると、「脳」の「前頭葉」が活性化し、意欲が高まります。
反対に、玄関を開けると殺風景で、塀や隣の家の外壁がある場合、開けるたびに圧迫感があり、「生き詰まる」心理的条件付けを受けてしまいます。また、すぐ目の前に自動車の往来の多い道路があると「潜在意識」はいつも危険を感じ、ストレスを感じます。そして、天井が高く、広々とした住宅に暮らすと、「脳」の「頭頂葉」が発達し、気分が開放的になり、リラックスできます。
逆に、天井が低く狭い空間は「頭頂葉」を圧迫します。「頭頂葉」は顔面の筋肉を支配しているので、顔面が硬直し、無表情になり、家族は無意識に暗い顔になっていきます。また、門から玄関までの通路が狭かったり、玄関の入り口の幅が狭いと、今度は「側頭葉」が圧迫されます。意識しなくとも、狭い入口を抜けて家に入るということで、無意識に「脳」はストレスを感じます。
「脳」の機能が低下すると、チャンスに気づくセンサーが錆び付き、思考力は停滞し、目の前の「運」を見逃してしまいます。
<2> 色は大きな影響力を持っている
人は色次第で心が病んだり、元気を失ったり、悪いイメージが浮かびやすくなったり、その逆にやる気が湧いたり、優しくなったり、気力や集中力が高まったりします。色は人の心に大きな影響力を持っています。
もし子供が心に悩みを持っていると、黒い色やグレーの色が目に飛び込んでくる場に居ることでより暗い考えを助長することになります。
赤やオレンジ系はやる気や行動力、実行力を高め、黄色は好奇心や向上心、夢や希望をイメージしやすく、緑は調和、バランス、平和、人との協調力を高め、青は感情のコントロール、理解力を高める気が出ています。紫は精神力を高め、青紫は気品に関わる感情を高めます。
白い壁紙の室内にいると全ての気を反射することになり、落ち着きを失いやすくキレる子供たちのほとんどが白い壁紙の中で生活しています。
特に目(視覚)から入ってくる「情報」は、大きな影響力を持っています。
ゆえに、色彩の持つ力を活用した住環境をつくることで、「無意識」のプログラムが変わり、「考え方」が変わり、「心」が力を持ち、「行動」が変わり、「良い結果」として現れるでしょう。
<3> 夏は涼しく、冬は暖かく 快適な 高断熱、高気密住宅
室内の温度、湿度、温度差は、熱中症やヒートショックや体の冷えなど、身体と心に大きく影響を及ぼします。夏は涼しく、冬は暖かく 快適な 高断熱、高気密、計画換気の三位一体の高性能住宅であることが、基本となります。
また、訳あり物件(家の中で孤独死・自殺・他殺などがあったり、家族や近隣とのトラブルが絶えない不動産のこと)の家の特徴は、「とにかく寒い」「湿気が多くカビ臭い」「ゴミだらけ」「暗い」といった家ばかりだそうです。
<4> 呼吸することが出来る安全な素材を使う
現在もなお、防虫加工した合板がフローリングや壁に使われ、接着剤は有害物質だったり、床下にはシロアリ駆除として劇薬を使ったりと、屋内の空気汚染をもたらし、人間の気を奪ってしまう家も少なくありません。
ビニールクロスの室内では静電気が発生しやすく、身体にも部屋にも余剰電流がたまり、気を停滞させます。そして不運を招く「カビ」です。カビはお風呂やキッチンといった湿気の多い場所に出やすいと思いがちですが、「断熱材」やビニールクロスの壁紙をはがしてみるとカビが発生しているというケースが多くあります。「壁内結露」が原因です。全然気づかずにカビを吸いながら暮らし、家にいるとなぜか咳き込むことが多くなっている。変だなあと思っているけど、その原因が家の中の見えない部分にあるカビだとは思いもつかない・・・こういった現象が残念ながら起きています。調湿機能を持つ断熱材や木や有害化学物質を発生させない安心、安全な素材を使うことが大切です。
まとめ
風水は、まさに家が持つ目に見えないエネルギー=気を活かす技術です。
家の気の流れを変えることで、心身の気の流れを良くし、「脳力」を高めることができるのです。つねに家の気の流れを良くすることを心がければ、「経済」も「健康」も「精神」も活性化して、力を持つことができるのです。
今は、先行き不透明な、不確実の時代です。変化が大きい時代ほど、成功と失敗のもたらす差は大きくなり、そのどちらになるかを決める「運」の関与も大きくなります。運を味方につけるために、風水環境科学の技術で、家の環境やオフィス環境を1日でも早く風水度を上げていきましょう。
お客様お一人おひとりの状況や夢や希望に合わせた、間取りや設計が出来る注文住宅だから風水が良い家が叶います。
土地の購入、住宅、マンションなどの新築、リフォーム、リノベーションの時が風水を最大限に取り入れるチャンスです。仁・幸夢店では、より詳しくお伝えするために対面、オンラインどちらでもご相談承ります。お気軽にお問合せください。
< 筆者プロフィール >
勝又孝心
住まいと暮らしの風水アドバイサー
(社)国際風水科学協会理事
株式会社 ドクターズホーム 取締役
母がこだわった家相で2軒の家を建て、高断熱、高気密のリノベーションを行った後、松永大阿闍梨と出会い風水を知る。
風水を学び、目に見えない気を正しく感じられ、自分を変え能力開発したいと、松永修岳大阿闍梨のもと、様々な加行を経て、伝法灌頂を授かる。
幸せな人生を生きるための風水の法則。風水が整った環境に住むことで、思考が変わり、行動が変わり、人生が豊かなものへと変わっていきます。
問題解決や目的達成のため、財、体、心の3つの力が向上し、豊かな未来のために、風水環境科学の技術を使い、住まいや暮らしのアドバイスを行っています。