目次
建物の内装を仕上げていきます。大工さんによる造作工事や、塗り壁、設備工事や電気工事など、仕上げの工程を経て完成に向かいます。
千葉県木更津市の工務店がくわしく解説します。
ユニットバス設置
ユニットバスの取り付け、設置が行われます。設備関係の工程のなかでも早い段階でユニットバスの組み立ては行われます。
この時点では給水、給湯、排水管の接続までは完了していません。
雨樋工事
軒先に雨樋の取り付けが行われます。
雨水は直接地面に落下すると、跳ね返りが外壁を濡らし劣化を早めてしまいます。
雨樋は屋根に降った雨水を軒先で集めて、縦樋を通じて排水させることで、跳ね返りを減少させる大切な役割を持っています。
床フローリング工事
床の構造用合板の上にフローリング材を一枚一枚貼っていきます。
今回はニュージーパインの無垢フローリングを採用しています。
ニュージーパインはウッドワンが森林保全を考えながら、計画的に植林、伐採をしたエコな木材です。
素足に心地よい質感で、無垢材ならではのやさしいぬくもり、調湿機能、色合いの経年美化が楽しめるフローリング材です。
こちらの色はミディアム色になります。
内装工事は続くので、傷や汚れがつかないように、貼り終えた部分から随時養生していきます。
下地工事／石膏ボード貼り
天井と壁の下地材、石膏ボードを貼っていきます。
石膏ボードは防・耐火性に優れた部材で、遮音性にも効果があります。
造作工事・建具工事
フローリング工事などほかの内装工事と並行して、大工さんが窓や扉の建具枠ほか、巾木、廻り縁を取り付けていきます。
棚や押入れなど造作工事も進めていきます。
薪ストーブ設置及び煙突取り付け工事
薪ストーブのメリットは、まずポカポカした心地よい暖かさで包んでくれることです。
暖房効果のほかにもリラックス効果があり、ゆらめく炎を見つめることは癒やし効果があると言われています。 さらに料理が楽しむことができます。
薪ストーブは停電時でも暖房、料理の熱源、灯りとして活躍できるので、災害時の備えにもなるのです。
薪ストーブの後ろにはレンガを設えています。レンガは見た目の美しさだけでなく、蓄熱性にも優れているため、あたたかさを保つことができます。
施工は、煙突を取り付けた後、炉壁・炉台の施工を行い、薪ストーブ本体の設置、煙突と接続して完了です。
詳しくは、“薪ストーブのある家の魅力とデメリット、留意点を解説します”をご覧ください。
住宅設備設置
水回り設備などの設置です。システムキッチン、洗面台、トイレなどを設置します。
こちらも設置を終えたら養生をしていきます。
塗り壁下地処理
石膏ボードの接続部にファイバーテープを貼った後、パテを塗り、凹凸が出ないように継ぎ目を平滑に処理していきます。
下地処理の作業は、塗り壁の仕上がりの良し悪しにも影響する大切な工程です。
塗り壁工事
近年の健康やエコ志向の高まりにつれて、珪藻土の塗り壁を選ぶお客様も増えてきています。
今回は、珪藻土を超える高機能抗菌塗り壁材「オアシスハイパーNEO」を使用します。
優れた吸放湿性能をもつ屋内用塗り壁材で、過乾燥を抑制、快適湿度を保ち、結露・カビ・ダニの発生を予防するなど、強力な防菌、抗菌性能を発揮します。
原料がすべて天然素材なので、人にも地球にもやさしい素材です。
ほかにも、心地いい湿度をキープするのでエアコンの稼働が最小限になることや、冬は風邪などのウイルス増殖を抑制、洗濯物の湿気を吸収し臭いも防ぐ、生活臭やペットの臭いも自然に解消するなどのメリットがあります。
塗り壁は職人さんの技術によって、シンプルながら味わい深く美しい仕上がりになります。
タイル工事
玄関の土間、ポーチにタイルを貼ります。
モルタルの下地に丁寧に貼っていきます。
照明・電気工事
照明器具、エアコンの設置、スイッチやコンセントカバー、配電盤も設置されます。
ウッドデッキ工事
鉄筋入りのベタ基礎を施工します。
基礎ができたら、大工さんがウッドデッキを組み上げて完成です。
竣工検査
全体の工事を終えたら、建築申請をした図面や仕様書をもとに、実際に建てられた建物と違いないか工事責任者が建物全体を細かく点検・確認します。
その後、検査機関による竣工検査を受け合格したら、あらためて施主様立ち会いのもと、仕上がりをチェックします。
もし不具合などがあった場合は補修・改善を行います。
ハウスクリーニング
床やサッシ、設備などすべての箇所を丁寧にクリーニングします。
お引き渡し
ハウスクリーニングが完了し、仕上がりの最終チェックが済んだら玄関鍵が渡され、お引き渡しとなります。
完成
まとめ
高断熱高気密で、自然素材を使った身体にやさしい快適な住環境の家の完成です。
綿密な設計を立ててから、数多くの工程を経てようやく完成に至ります。
家ができるまでの工期やプロセスは、一軒一軒の家の形が皆違うように様々です。そうしてお客様の想いがカタチになったオンリーワンの住まいが出来上がります。
住まう方が安心、安全、健康で幸せな暮らしができるよう、そのために必要なものが何であるかを突き詰めた家づくりが、仁・幸夢店の基本です。
お客様のお考えを大切にして、お一人おひとりに寄り添ったご提案をいたします。
家族の幸せを守れるものは家であり、幸せを育むのも家であると考えて、創業より48年、家も住む方も健康になる住まい創りを続けてきました。木更津だけでなく千葉県全域、東京近郊のお客様で累計1700棟以上施工させていただいております。
千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県、茨木県、東京近郊で新築、リフォーム、リノベーションを検討されている方は、当社「仁・幸夢店」までお気軽にご相談ください。ご自宅からケータイやパソコン、タブレットを使って、ZOOMなどオンラインサービスで、ご相談を承ることも可能です。短時間からお気軽にご相談いただけます。
＜筆者プロフィール＞
長谷川仁龍
住まいのトータルコンサルタント。
仁・幸夢店株式会社代表取締役、（社）国際風水科学協会副理事長、（社）日本建築医学協会副理事長、NPO法人日本自然素材研究開発協議会理事。
シンガポール国立大学 LKY公共政策大学院地政学プログラム修了。
松永修岳大阿闍梨のもと、様々な加行を経て、伝法灌頂を授かる。
東京都吉祥寺にて前の歌舞伎座を手掛けた棟梁に大工として師事。
神社・仏閣・お茶室・一般住宅・ＲＣ造・鉄骨造・防音工事など、幅広く教えを乞う。
23歳で仁・幸夢店を設立、建築業を開始。
33歳の時余命を宣告され、真の健康住宅の必要性を感じる。
高性能・風水科学、建築医学、最先端の知識を活用し、住む人々が財・体・心の健康を整え、豊かな人生が歩める住まい創りのプロデュースを行う。
【主な著書】
『しあわせを育む風水健康と幸運を呼ぶ家づくりの秘訣』
『しあわせになれる200年健康エコエネルギーの家』
『家族が幸せになれるほんとうにいい家』
『100年長持ちするレンガ積みの家の秘密』
（以上、エール出版社）