前回は、筆者の経験から、「都会の方が花粉症がひどかった」というお話を書きました。
その理由を調べてみると「アジュバンド」と呼ばれる大気汚染物質が関わっているようなのです。
花粉症についてはこちらのメーカーのウェブサイトに詳しく載っています。
https://www.daikin.co.jp/air/life/laboratory/pollen/
花粉症は「アジュバンド」によって症状が二倍悪化!
要は、山で発生したスギ・ヒノキ花粉が、都会に流れて来るまでの間に、車のディーゼル粉塵といった「アジュバンド」を吸着してくる。これが、スギ・ヒノキ花粉だけの場合よりも、花粉症の症状を二倍も悪化させてしまうとのことなのです!
⬇︎こちらが田舎の花粉。
(画像引用:https://www.daikin.co.jp/)
⬇︎そしてこちらが都会の花粉。いろいろ付着していてパワーアップしている感じです。
(画像引用:https://www.daikin.co.jp/)
アジュバンド物質がくっついていることで、体にとってはより「異物!!」として認識されるということでしょうか。アレルゲンの抗体濃度が二倍に増えるそうです。
ほかにも、室内の有害化学物質の代表である「ホルムアルデヒド」や、ダニ・ホコリ、芳香剤なども(!)アジュバンド物質になり得るようですよ。
都会はただでさえ排ガスが多いのに、地面がほとんどアスファルトで覆われています。そのため、花粉は田舎のように土壌に吸収されることなく、汚染物質を抱えたまま空気中を舞い続けます。とても過酷な生活環境ですよね。花粉症が多いのも頷けます。
「空気を買う時代」が本当にやってきた!
私が小さい頃はまだ、水道の蛇口から水をがぶがぶ飲んでいました。しかしおそらくはバブルの頃から「水は買う時代」へと突入しました。そこにはミネラルウォーターを飲むという流行もあったのでしょうが、水道水の危険性が指摘されるようになったことも事実でしょう。
水の次は「空気を買う時代」と言われています。というのも、花粉症の話にもあったように都会の空気の汚れが深刻になってきたことに加えて、「空気と健康」が大きく関係していると科学的に証明されてきたからでもあります。
空気と健康の話はまた回を改めますが、次回は「家でできる花粉症対策」についてお伝えしたいと思います!