2021年12月下旬ごろ、新築工事の上棟を行いました。
雲一つない快晴で上棟日和です(^_^)
前日から大まかに建て方を進めていたので、施工ヵ所のチェックをしていきます。
まずは2階床合板の釘の間隔です。
写真ではわかりづらいですが、釘の頭には釘の長さがわかるように数字が刻印されています。そちらもチェックして既定の長さが使用されているか確認します。
N75の釘を使用しています。N75とは鉄釘で75mmの長さになっているということを表しています。
間隔は150mm以内なのでちょっと荒いところがありました。ここは大工さんに言って真ん中に釘を打ってもらいました。
続いて母屋(もや)と束(つか)が離れないように『かすがい』を打ち付けてある状況です。
これは両面から施工されているかチェックしました。しっかり打ち付けてあります。
豆知識ですが、子はかすがいということわざの『かすがい』はこのかすがいのことを言います。建築用語なんです( ..)φメモメモ
続いて垂木(たるき)を施工しているので止めているビスの確認です。
垂木の固定は一般的には『ひねり金物』が使われることが多いですが、この現場ではタルキックⅡというビスを使用しています。
2×6材を垂木に使用しているのでその大きさに対応しているタルキックⅡを使用しているのか箱で確認します。
施工状況もパシャリ
垂木(たるき)の施工が完了したら、野地板(のじいた)の施工になります。
野地板(のじいた)は垂木(たるき)の上に貼っていく板のことを言います。最近は合板で施工するところが多いですが、この現場は無垢の杉板で施工します。
写真は荷揚げ前の野地板(のじいた)です。
野地板(のじいた)で合板(ごうはん)ではなく無垢板(むくいた)を使う理由は、屋根は一番太陽に近いところで夏場は非常に高温になり、むれる部分なので無垢が一番腐りにくいからです。
施工状況もしっかり確認します。
本日は野地板(のじいた)を貼っている途中で暗くなってきたので終了です。
木材は人工乾燥させてあるので多少濡れてもすぐに吸収することはありません。
しかしながら濡らさないに越したことはないので、棟(むね)を上げて終わりとせず、できる限り現場を進行させました。
『ヘイゴシ』を立てて、家内安全と工事の安全を祈願しました。
この現場な鴨川市で現在進行していますので。構造を見学したいという方は下記にリンクからお問い合わせください。