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知らないと損する!2024年住宅補助金「子育てエコホーム支援事業」とは?
#住まいとお金

知らないと損する!2024年住宅補助金「子育てエコホーム支援事業」とは?

国土交通省によって、新築やリフォームに対して補助金が交付される「子育てエコホーム支援事業」が発表されました。
これから新築やリフォームを検討されている方は、ぜひ知っておいていただきたい事業です。
「省エネ住宅」を選択することで、経済的なメリットを得ることができますので、必見の内容です。
その2024年住宅省エネ補助金「子育てエコホーム支援事業」の内容について、一級建築士がくわしくご紹介いたします。

制度の目的

昨今の物価高騰の影響を受けやすい子育て世代・若者夫婦世帯が一定レベルの省エネ性能を有した新築・リフォームに対して補助することを目的としています。
この補助金は本年度の「こどもエコ住まい支援事業」の後継事業になります。
こどもエコ住まい支援事業については2023年9月時点で予算に達して終了しております。

補助対象者(新築の場合)

原則として補助金を受けるのに、建設会社が補助金を受けるための業者登録していることが条件になります。
条件を満たしていても、業者登録していない業者に注文した場合補助金は受けられません。
登録している業者に注文した前提で、補助金を受けられるのは下記のいずれかになります。

① 子育て世帯:18歳未満の子を有する世帯
② 若者夫婦世帯:夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

例1:夫42歳、妻38歳、子どもなし→受けられます。
例2:夫42歳、妻40歳、子ども10歳→受けられます。
例3:夫41歳、妻40歳、子どもなし→受けられません。

このようになります。

受けられる補助金の金額(新築の場合)

① 長期優良住宅:100万円
② ZEH住宅(強化外皮基準かつ再エネを除く一次エネルギー消費量▲20%に適合するもの):80万円

※ただし以下のⅰかつⅱに該当する区域に立地している住宅は原則半額になります
ⅰ:市街化調整区域
ⅱ:土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)

ZEH住宅ということは、太陽光は必須なの?と思われるかもしれませんが必ずしもそうではありません。
性能レベルがZEH基準を満たしていれば、OKということです。

対象となる住宅

性能の他に以下の条件を満たす住宅が対象となります。

① 値部面積が50㎡以上240㎡以下の住宅
② 土砂災害特別警戒区域又は災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)に立地している住宅は原則除外する
③ 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は、1戸もしくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、都市再生特別措置法に基づき立地を適正なものとするために行われた市町村長の勧告に従わなかった棟の公表に係る住宅は原則除外とする。

① は面積なのでわかりやすいですが、②と③はわかりづらいですね。
簡単に言うと災害指定されている地域や開発で造成された土地で、適正なものとする指示に従わなかった土地に建築したものは、対象から外します。という解釈でよいです。

補助が受けられる対象期間(新築の場合)

実際に補助金がもらえる対象期間はというと、令和5年11月2日から令和6年12月31日に対象工事を着手した物件が対象になります。
対象工事とは、新築の場合基礎工事以降の工事の事をいいます。
つまり11月2日以降に上棟した物件は対象になります。

交付の申請期間

2024年3月中下旬~2024年12月31日(予算に達し次第終了)
前事業の「こどもエコ住まい支援事業」は、2023年3月31に受付を開始し、2023年9月28日に予算に達し、終了しています。

今回の「子育てエコホーム支援事業」も予算上限に達して終了することが予想されるので、早めの申請をおすすめします。

申請の受付も対象工事着手の段階での受付でしたので、業者と契約しただけでは申請できません。
のんびりしていると補助金が受けられなくなるので、ご注意ください。

リフォームの補助金

今までのご紹介は新築の場合になります。
リフォームの場合も補助金がありますのでご紹介します。

補助対象工事の条件(リフォームの場合)

① 住宅の省エネ改修
② 住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事など(①の工事を行った場合に限る)
省エネ改修が必須になりますのでご注意ください。

受けられる補助金の金額(リフォームの場合)

リフォーム工事内容に応じて定める額
・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸
・その他の世帯:上限20万円/戸

※子育て世帯・若者夫婦が既存住宅購入を伴う場合は上限60万円/戸
※長期優良リフォームを行う場合は、
・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸
・その他の世帯:上限30万円/戸

新築の場合は子育て世帯か、若者夫婦世帯の条件でしたが、リフォームの場合はそれ以外の方も対象になります。

省エネ改修の項目

リフォームで必須の省エネ改修については以下のいずれかになります。

① 開口部の断熱改修
② 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修
③ エコ住宅設備の設置
以上から最低1つ以上を行うことが必須となります。

次の項目は①~③のいずれかを工事したうえで採用すると補助金が加算されます。

④ 子育て対応改修
⑤ 防災性向上改修
⑥ バリアフリー改修
⑦ 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑧ リフォーム瑕疵保険などへの加入
※1申請あたり①~⑧の合計補助額が5万円未満の場合は補助申請できません。

それぞれを詳しく解説していきます。

①―1. 開口部の断熱改修の詳細(省エネ基準レベル)

以下の表にあてはめて「補助額×施行箇所数」になります。

  ガラス交換 内窓設置 ドア交換
  面積 1枚当たりの補助額 面積 1枚当たりの補助額 面積 1枚当たりの補助額
1.4㎡以上 11,000円 2.8㎡以上 25,000円 開戸:1.8㎡以上 37,000円
引戸:3㎡以上
0.8~1.4㎡未満 8,000円 1.6~2.8㎡未満 20,000円
0.1~0.8㎡未満 3,000円 0.2㎡から1.6㎡未満 17,000円 開戸:1~1.8㎡未満 32,000円

①―2. 開口部の断熱改修の詳細(ZEHレベル)

  ガラス交換 内窓設置 ドア交換
  面積 1枚当たりの補助額 面積 1枚当たりの補助額 面積 1枚当たりの補助額
1.4㎡以上 14,000円 2.8㎡以上 34,000円 開戸:1.8㎡以上 49,000円
引戸:3㎡以上
0.8~1.4㎡未満 10,000円 1.6~2.8㎡未満 27,000円
0.1~0.8㎡未満 4,000円 0.2㎡から1.6㎡未満 22,000円 開戸:1~1.8㎡未満 43,000円

 

② 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修

外壁 屋根・天井
省エネ基準レベル 112,000円/戸 40,000円/戸 72,000円/戸
(56,000円/戸)※ (20,000円/戸)※ (36,000円/戸)※
ZEHレベル 151,000円/戸 54,000円/戸 96,000円/戸
(75,000円/戸)※ (27,000円/戸)※ (48,000円/戸)※

※部分断熱の場合の補助額

③ エコ住宅設備の設置

エコ設備の種類 補助額
太陽熱利用システム 30,000円/戸
高断熱浴槽 30,000円/戸
高効率給湯器 30,000円/戸
蓄電池 64,000円/戸
節水型トイレ 掃除しやすいトイレ 22,000円/戸
上記以外 20,000円/戸
節湯水栓 5,000円/戸

 

④―1. 子育て対応改修

補助額
ビルトイン食器洗浄機 21,000円/戸
掃除しやすいレンジフード 13,000円/戸
ビルトイン自動調理対応コンロ 14,000円/戸
浴室乾燥機 23,000円/戸
宅配ボックス 住戸専用の場合 11,000円/戸
共用の場合 11,000円/ボックス

④―2. 子育て対応改修

ⅱ防犯性の向上に資する開口部の改修

  外窓交換 ドア交換
  面積 1ヶ所あたりの補助額 面積 1ヶ所あたりの補助額
2.8㎡以上 37,000円 開戸:1.8㎡以上 54,000円
引戸:3.0㎡以上
1.6~2.8㎡未満 26,000円
0.2~1.6㎡未満 22,000円 開戸:1~1.8㎡未満 38,000円
引戸:1~3㎡未満

 

④―3. 子育て対応改修

ⅲ生活騒音への配慮に資する開口部の改修

  ガラス交換 内窓設置・外窓交換 ドア交換 
  面積 1枚あたりの補助額 面積 1ヶ所あたりの補助額 面積 1ヶ所あたりの補助額
1.4㎡以上 11,000円 2.8㎡以上 25,000円 開戸:1.8㎡以上 37,000円
引戸:3.0㎡以上
0.8~1.4㎡未満 8,000円 1.6~2.8㎡未満 20,000円
0.1~0.8㎡未満 3,000円 0.2~1.6㎡未満 17,000円 開戸:1~1.8㎡未満 32,000円
引戸:1~3㎡未満

 

ⅳキッチンセットの交換を伴う対面化改修  90,000円/戸

⑤ 防災性向上改修

1ヶ所あたりの補助額 × 施行ヶ所数の補助額になります。

  ガラス交換 外窓交換
  面積 1枚あたりの補助額 面積 1ヶ所あたりの補助額
1.4㎡以上 17,000円 2.8㎡以上 41,000円
0.8~1.4㎡未満 12,000円 1.6~2.8㎡未満 27,000円
0.1~0.8㎡未満 7,000円 0.2~1.6㎡未満 16,000円

 

⑥ バリアフリー改修

次に掲げるバリアフリー工事についてその個所数によらず、回収を行った対象工事の種類に応じた補助額の合計とします。
・手すりの設置:5,000円/戸
・段差解消:7,000円/戸
・廊下幅等拡充:28,000円/戸
・衝撃緩和畳の設置:20,000円/戸

⑦ 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

冷房能力に応じた補助額にその台数に応じて補助額を算定し、それらを合計した補助額とします。
・3.6Kw以上:26,000円/台
・2.2Kw超~3.6Kw未満:23,000円/台
・2.2Kw以下:19,000円/台

⑧ リフォーム瑕疵保険などへの加入

リフォーム瑕疵保険に加入に対して、補助額を補助します。
7,000円/契約

補助が受けられる対象期間(リフォームの場合)

令和5年11月2日から令和6年12月31日のリフォーム工事着手が条件となります。

交付の申請期間

2024年3月中下旬~2024年12月31日(予算に達し次第終了)
令和6年12月までの受付を予定しておりますが、こちらも予算が上限に達したら打ち切られます。
こちらも予算上限に達して終了することが予想されるので、早めの申請をおすすめします。

その他の補助金

これまでご紹介した補助金は、国の補助金になります。
条件にある一部災害地域を除いて、地域関係なく受けられます。
その他は市区町村により、リフォームによる耐震化や、移住に対して補助金が出ることがあります。
建築する地域の市区町村ホームページに紹介されていますのでチェックしてみると良いと思います。

まとめ

ご紹介した補助金を利用することで、オトクな家づくりになります。
省エネが強化されている近年では、長期優良住宅やZEHなど高性能住宅であることが、補助金の条件になることが増えています。
快適に過ごせる、光熱費を抑えられる、耐久性があり、長く安心して暮らせる高性能住宅を建てることは、メリットの多い選択でもあります。

高性能にこだわり、健康・注文住宅を千葉県木更津市の仁・幸夢店は、高気密・高断熱・遮熱・計画換気性能+安心・安全な構造を最優先して、家族が円満に健康で幸せに安心・安全に暮らせる家を創り続けています。

住宅資金の有効活用についても、様々なご提案をさせていただきます。
施工エリアは千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県他です。
これから土地の購入、住宅、マンションの新築、リフォーム、リノベーションをご計画の方に、仁・幸夢店ではより詳しくお伝えするために対面、オンラインどちらでもご相談承ります。お気軽にお問い合わせください。

 

<筆者プロフィール>

仁・幸夢店株式会社取締役 長谷川 聡龍

長谷川 聡龍

仁・幸夢店株式会社 取締役
一級建築士・二級施工管理技士・気密測定士・電磁波測定士・風水カウンセラー・四柱推命士・ビジネス姓名判断士・ハウスインスペクター

多くの方は一生の三分の二は自宅で過ごします。その家が心地よく快適で、家族を育み円満に健康に暮らせたらどんなに幸せでしょうか。家は家族の命を安心・安全に守る究極の器です。住まう方のお役に立つように高性能・風水・建築医学を取り入れた「いい家」を設計・施工しております。