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家と健康〜幸せな家づくりの理想的な間取り〜
#健康住宅

家と健康〜幸せな家づくりの理想的な間取り〜

目次

家の間取りは、家族や夫婦が円満に暮らすために重要な要素となります。
例えば、玄関に入ると目の前に階段がある家では、子供が家族と顔を合わせることなく、まっすぐ部屋に入り、閉じこもることが多くなります。
同様に、玄関から寝室が近い家においても、夫婦が顔を合わせることなく寝てしまうといった状況を引き起こします。

このように、間取りは家族の動線を決める大きな役割を果たしているのです。
自然に家族が顔を合わせる機会が多くなるよう間取りを工夫することで、コミュニケーションが増え、絆を深めることができます。
今回は、間取りの重要性について、一級建築士がくわしく解説します。

動線の重要性

間取りを考えるうえで「動線」はとても重要です。
どの部屋を通ってどう行動するかという動線は、脳や思考の働きに大きく関係しています。
スムーズな流れを防げるような動線であれば思考は乱れやすく、脳にストレスをもたらします。

常に働いている脳が何らかの判断を下して、自然な行動をしているのが人間です。この脳の働きに影響を与えているのがまぎれもない環境なのです。
このようなことから、家の中でどう行動するか、その動線がとても重要になってきます。

家の中でのちょっとした行動は、ほとんどが無意識に行っていることですが、動線がよいと、無駄のないすっきりとした行動が自然とできるようになります。

重視するのは風水による間取り

家は、生き物のように機能しており、それぞれの部屋の位置によって、あるべき役割が変わってきます。
風水による間取りといっても、方位ばかりを重視する家相とは異なり、あくまで一つの生命体として家を捉え、家の活力となる「気」を高めるために間取りの設計をします。

環境脳科学のエキスパートである松永修岳先生は次のように語っていらっしゃいます。

・まず方位を無視する。規則に従うよりは場に従う。

・徹底して場と心の動きにこだわる。

・光と闇の調和を考える。

・精神的目的地に向けて成長を促す。

                  (『風水の住まい』より 講談社2005年)

方位を絶対視すると家が立地する周辺の環境と適合せず、現実に即していないために不便を感じたり、かえって「気」の流れを悪くしたりということが多々あります。

周辺環境の「気」とお客様の「気」の流れを読み取り、心身の機能や能力を最大限高める間取りを追求することが大切です。 それでこそ住む人の心身の健康を護り、家族や夫婦がいつまでも仲睦ましく生活できる家づくりが可能となるのです。

 

1. 玄関

 

■明るい玄関は、前向きな人間をつくる

玄関は、陽の気に満たされることで活力がやってきます。
「明るい玄関」とは日当たりや風通しがよく、綺麗に清掃されたさわやかな状態にある玄関です。
花や絵が飾ってあり、極力左右対称になっていると、明るい気がやって来てそこを毎日使う人の気持ちを明るくします。

■玄関が、散らかっていると自分勝手な性格になる

玄関が散らかっていると脳が混乱しやすく、それを平気で無視しようとすることで、脳が固くなり、頑固な性格が形成されてしまいます。
「片付けるのが面倒臭い」という性格が次第に構築されるでしょう。
玄関の掃除が行き届き、整理整頓されていると、よい気が発生します。散らかっているだけでも悪い気が出るのです。

気はデザイン、状態、素材等によって様々な形で出現します。
乱れているものは乱れた気を発します。それが脳に入力されるので、偏屈になったり頑固になったりするのです。

最初に家に帰って目に飛び込む場所が玄関です。
目に入った情報は脳に入力され、処理されます。乱れた情報を脳に入力することはよくありません。

■玄関を開けてすぐ目の前が塀だと、人生が行き詰まる

外出する際に、玄関を開ける度に前頭葉が圧迫され、「行き詰まる」という心理的な条件付けを受けてしまいます。 がん患者の家のほとんどが、こうした玄関になっています。

■玄関を入ってすぐに階段が見える家は、親子が断絶する

玄関に入ると、すぐ階段が見える家があります。
これでは二階の空気がまっすぐ外へ出て行ってしまいます。
玄関を開けるたびに住居内の気圧は低下し、「気エネルギー」が二階からサーッと下りてきて外へ出てしまうのです。

二階にある「気」が、高きより低きへと落ちて、外へ出てしまうと、二階の気が空っぽの状態になり、二階で生活する人の気まで抜かれるため、健康を損ないやすくなります。
外から玄関に入る気は勢いを持って家中に広がりますので、二階にも直接侵入します。
気が乱れやすい場になり、そこに子供部屋があると、その子供は無気力になってしまいます。

■門から玄関が一直線にあると、落ち着きがなくなる

また、道路がまっすぐに門や玄関に向かっている場合もよい気を受けることはできません。
気は適度に曲がった道を通ることで、パワーを持って流れることができるからです。

■玄関が臭い家は、脳も体も腐っていく

玄関に嫌な臭いが立ち込めている家は、病気や不幸を背負いこんだり、やっかい事に巻き込まれたりすることが多くなります。
玄関がいい匂いをしている家には来客も多く、住人も気持ちのよい人達が多いですし、仕事も順調な方がほとんどです。
問題を抱えている家に行くと、100%玄関が嫌な臭いです。

特徴としては、第一に靴が脱ぎっぱなしであること。
第二に、玄関を入ってすぐ横にトイレがある家が多いこと。
第三に、玄関にアンティークなものが置いてあり、湿気臭がすることです。

特にトイレは問題で、玄関から入る気がトイレからの汚れた気と混じり合い、家の中を巡るようではよくありません。
トイレのことで言うと、部屋とトイレのドアが向かい合っているような間取りでは、部屋を出るたびにトイレが強く意識づけされてしまい、尿や膀胱に関連した病気にかかりやすくなります。

キッチンのドアとトイレのドアが向かい合うのもよくありません。
食品や料理に汚れた気が混じりやすく、そうした気が混じった食品を食べるのは心身によくないことは言うまでもないでしょう。

2. リビング・ダイニング

■リビングを整えることで家族の団らんが生まれる

リビングルームは家族が語らい、分かち合う場です。
家族の会話が弾むような作り、家族で共通の楽しみが持てるようなリビングにすることです。

疲れて帰ってきて、その疲れが早くとれるようにするには、なるべく玄関の近くにリビングを設けることが大切です。
リビングが玄関から遠い位置にあると活動力を失い、仕事への意欲も失います。

■ゆったりしたリビングは、疲れを癒して免疫力を高める

よいリビングルームであれば、肝臓と胆のうを特にヒーリングします。リビングの状態が悪いと意欲を失います。
リビングがゆったりしたよい場であれば、筋肉もやわらげます。

リビングは肝臓に対応するため、解毒作用にも関係します。免疫や自然治癒力とも関係しています。
ストレスが少なくなればT細胞(白血球のうちのリンパ球と呼ばれる細胞の一種)は活性化し、免疫力は高まっていくのです。
ゆったりとリラックスできるリビングなら、1日の疲れを癒し、家族全体の免疫力を高めることができることは言うまでもないでしょう。
リビングは、できるだけ家の中心に持ってくることです。

■リビングに二階への階段があることが、家族円満の秘訣

二階への階段をリビングから設計すると、二階へ行くために必ずリビングを通る動線となりますから、自然と家族がリビングに集まる機会が増えます。
家族がいつも楽しく集まるリビングを造れば、活動的な気を呼び込むことができます。

■狭いダイニングは子どもを反抗的にする

ダイニングの狭い家は、子供が勉強嫌いになったり、反抗的になったりしやすくなります。
狭いダイニングでは、食事の時、会話が弾みません。楽しくない食事が遠因となり怒りっぽくなります。
親の機嫌が悪くて、子どもが理不尽な怒られ方をすると、その子は納得できず反抗するようになります。
食事をする場所は、明るく楽しいことが第一です。

■ダイニングとトイレの入口とが向かい合うと、食欲が減退する

トイレの臭いの気がダイニングへと向かうことで、それを一緒に口から取り入れてしまいます。
そして、悪臭の不快感が、胃液の分泌や消化の働きを弱め、食欲を減退させます。

TVで殺人の場面が放映されていると殺気を食事と共に取り入れることになります。食欲を奪うだけではなく、殺しの気が自分の内に入り込んで大変危険な人間になってしまうことになりかねません。

人は、食事の時、食物だけを口にしているのではなく、周囲にあるもの全ての気を口にしているのです。
玄関からダイニングが見える家は肥満を生みます。
玄関のドアを開けるとすぐ冷蔵庫が見えると“食べたい!”という衝動が脳に条件付けられるからです。

■家の中心付近にトイレがあると、家族全員の免疫力が低下する

家の中央は、生命情報の中心ともいうべき場所で、トイレやバスルームがあると水に気が溶け込み、それが排水されてしまうため安定した状態をたもてません。
バスルームやトイレが家の中心にあれば、その家の免疫力は低下します。
トイレの場合は、汚れた排泄物の気が家の中に充満しやすいため、最もよくない間取りとなります。

 

3. キッチン

■ガスレンジとベッドが隣接していると神経がおかしくなる

あまり見られない間取りでしょうが、ガスレンジとベッドが隣接していると、まず物理的に危険です。
ガス爆発が起きたら、逃れようがありません。またガス漏れが起きた場合、そのガスが寝室に入りやすいのです。

誰かが寝室で寝ているときに料理をすると、ガス台の炎の電磁波は壁を通り抜け、寝ている人の脳に悪影響を与えます。
心理的にも、恐怖感が起こります。睡眠中で無意識であっても体は危険物に対して危機感を持つものなのです。自覚していようがいまいが、体は自己防衛をしようとします。この緊張感が神経障害を起こすのです。

■室内で、火を焚くことで家の中に活気をもたらす

炎は物理的に、湿気を飛ばします。湿気を除くことにより健康的になり、活動力が増します。炎は、気を活性化させるのです。
家で火を焚く暖炉などは、活動力を高め、知性も高めてくれます。
なぜなら炎は、人間の脳を高める気を出しているからです。
外食ばかりしていて、家であまり料理をしなくなると、住む人は活力を失い、経済力も失ってしまいます。

■部屋の中心にガスコンロがあると、事故が起こりやすい

ガスコンロが部屋や家の中心付近にあると、人が動くときの妨げになりストレスとなります。
ストレスは短気な人間を生み、短気は注意深さを失わせ、事故が起こりやすくなります。
火器などの危険な物は、家の中心には置かないことです。

■キッチン、ダイニングルームが狭い、寒いとストレスを感じる

キッチンやダイニングルームが、狭かったり寒かったりする家は、ストレスホルモン、コルチゾールが増え、イライラした感情や怒りをもたらし、家庭内暴力を引き起こす恐れがあります。
冷え性や腎臓の病になりやすいのもこういった造りの家です。
正しい判断を失いやすく、貧乏を招くこともあります。

 

4. 子どもの能力を伸ばす間取り

「家族との関わり方」のよい環境をつくることが子供の能力を伸ばします。
子供に安心感を与える、つながりのある住まいが必要です。
つながりを深める間取りで、コミュニケーション能力を高め、愛に満たされ、自己の存在価値を認めてあげることで自分の可能性を高め、自己実現しようとする子供に育つでしょう。

■子育て家族にとって大事な間取りのポイント

・玄関と階段が直結していないこと

・リビングからそれぞれの部屋に入る設計にする

・リビングやダイニングの天井は高いほうがよい

・狭いダイニングは子どもが勉強嫌いになったり、反抗的になったりする

・家中の壁を白くすると子どもは、キレやすくなる

・対面キッチンやアイランドキッチンがおすすめ

・子供の寝室と親の寝室が同じフロアにある

・雑多な部屋は、自立神経失調症やうつ病になりやすくなる

・朝日と光が入る子供部屋にする

・子供専用の飾り棚をつくる

 

◎間取りの注意すべきポイント(まとめ)

・明るい玄関は前向きな人間を創る

・玄関内が散らかっていると脳が混乱しやすく自分勝手になる

・玄関を開けてすぐ目の前が塀だと人生が行き詰まる

・リビングを整えることで家族の団欒が生まれる

・ゆったりとしたリビングは疲れを癒して免疫力を高める

・ダイニングルームとトイレの入り口が向かい合うと食欲が減退する

・キッチン、ダイニングルームが狭い、寒いとストレスを感じる

・部屋とトイレのドアが向かい合っていると緊張感が抜けない

・家の中心付近に浴室やトイレがあると家族の免疫力が低下する

 

 

まとめ

間取りは、家族のコミュニケーション、暮らしやすさ、プライバシーの確保など、家づくりにおいてもっとも重要な要素のひとつです。
風水を重視した間取りを考慮することが、まさに家族の円満と健康、幸せに暮らすための大きな決め手になります。
暮らしの質を向上し、幸せな暮らしになる間取りは、仁・幸夢店にお任せください。

施工エリアは千葉県、東京都、神奈川県、埼玉県、茨木県他です。
これから土地の購入、住宅、マンションの新築、リフォーム、リノベーションをご計画の方に、仁・幸夢店ではより詳しくお伝えするために対面、オンラインどちらでもご相談承ります。お気軽にお問い合わせください。

 

<筆者プロフィール>

仁・幸夢店株式会社取締役 長谷川 聡龍

長谷川 聡龍

仁・幸夢店株式会社 取締役
一級建築士・二級施工管理技士・気密測定士・電磁波測定士・風水カウンセラー・四柱推命士・ビジネス姓名判断士・ハウスインスペクター

多くの方は一生の三分の二は自宅で過ごします。その家が心地よく快適で、家族を育み円満に健康に暮らせたらどんなに幸せでしょうか。家は家族の命を安心・安全に守る究極の器です。住まう方のお役に立つように高性能・風水・建築医学を取り入れた「いい家」を設計・施工しております。