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「性能向上リノベーション」で叶える安心安全でより快適な暮らし
#住宅性能 #リフォーム

「性能向上リノベーション」で叶える安心安全でより快適な暮らし

目次

「住まいの性能を高めて、暮らしをより快適に。」
近年、そんな想いを形にする「性能向上リノベーション」が注目を集めています。
一般的なリフォームとの違いはどこにあるのか? なぜ今、性能向上リノベーションが選ばれているのか?
そもそも「性能向上リノベーション」とは何か、リノベーションすることでどんな暮らしが実現できるのか、千葉県木更津市の工務店が、わかりやすく解説いたします。

1、性能向上リノベーションとは?

性能向上リノベーションは、間取りや内外装の改修だけにとどまらず、築年数が経過した住まいを、断熱性や耐震性といった基本性能を高めることを目的に行うリノベーションです。

一般的なリノベーションは、外観や内装など見た目の刷新、キッチンなど水回りの設備を新しくするなど、デザインを新しくしたり機能性の向上を目的に改修工事をおこないます。対して、性能向上リノベーションは、断熱性能や耐震性、耐久性、省エネ性など、住宅の質を根本的に向上することを目的とします。
住まいの内側から見直し、安心安全に、健康で快適に暮らし続けられるようにするためのリノベーションともいえます。

2、なぜ“性能向上リノベーション”が注目されているのか?

性能向上リノベーションが注目されている理由はいくつかあげられます。

まずは住宅の老朽化の問題です。築30年以上建つ家が近年急速に増加しており、その頃に建てられた住宅は断熱性や耐震性の基準が現在よりもかなり低いものでした。
古くなった家をせっかく改修するのであれば、家そのものの性能を向上させようというものです。
これは、快適で健康的な暮らしをおくりたいという意識の高まりもあるでしょう。
冬寒くて、夏は暑い家では、さまざまな健康への悪影響を及ぼす恐れがあります。ヒートショックや熱中症など、特に高齢者はそのリスクが高くなります。

断熱性を高めて、冬はあたたかく、夏はすずしい、安定した快適な温度と湿度の環境であることが健康な暮らしには欠かせないとても大事な要素です。

そして、地震や大規模災害への危機感の高まりから、耐震性、耐久性を向上させて、備えを強化したいという理由があげられます。

さらに、住宅の省エネ化、脱炭素社会への流れが強まっていることもあります。断熱性能を向上させることは、省エネ化にもなり、環境への負荷をかけない住まいづくりになります。

断熱・省エネ性については、国の補助事業「住宅省エネ2025キャンペーン」など、リノベーションに対して補助金という形での後押しも続いています。

また、新しく家を持ちたいと考える人にとって、建材価格の高騰などによる新築住宅の価格上昇は、大きなハードルとなっています。これが新築の購入をためらうひとつの理由です。

それに伴って需要が大きく伸びているのが、中古住宅市場です。
最近では、中古物件を購入してリノベーションして暮らすというスタイルが浸透しています。自分のイメージするデザイン性、そして快適な空間になる性能を備えた自分好みの住まいにリノベーションして暮らすことができる。さらに、資産価値を高めることができるのも性能向上リノベーションはとても可能性があるのです。

このように性能向上リノベーションは、さまざまな要因からメリットを感じることができます。
ある程度予算を抑えながら、快適な空間、省エネで経済的、安心できる家をつくることができることが注目を集めることになったと考えられます。

それでは性能向上リノベーションのポイントをひとつずつみていきましょう。

 

3、断熱性能〜夏は涼しく冬は暖かい快適な家〜

住まいの質を向上させる要素で特に重要になるポイントが断熱性の向上です。
ただ温度を快適にするためだけでなく、家族の健康を守るうえでとても大切な要素になります。
「冬の寒さや夏の暑さ」「健康面での不安」「結露やカビの発生」「エネルギー負担が多く光熱費が高い」など、断熱リノベーションは、住まいのさまざまなお悩みを解決します。

築年数が長く古い家ほど断熱性能が不十分なことが多く、特にこうした問題を抱える住まい環境になっています。
住まいの断熱性能を見直すことは、健康で快適に暮らし続ける住まい環境をつくりためには欠かせない改善要素になります。

 

寒い家は身体によくない? 寒い家で増大する健康リスク

日本は諸外国と比べても断熱性能が低いことがよくいわれています。
WHO(世界保健機関)が示す「住宅と健康に関するガイドライン」のなかで、健康を維持するためには、冬の最低室温を18℃以上にするようにと勧告しています。しかし日本でこの基準を満たす住宅は1割しかないのが実情です。

※一般社団法人日本サステナブル建築協会 住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第7回報告会~国土交通省スマートウェルネス住宅等推進事業調査に基づく、「生活環境病」予防の医学的エビデンス~講演資料より

英国保険省の冬季住宅内室温指針でも18℃未満で血圧上昇・循環器疾患の恐れ、16℃未満で呼吸器系疾患への抵抗力が低下するとしています。
また、暖かいリビングから寒い廊下やトイレ、冷えきった浴室や洗面室など、急激な温度変化にさらされると急な血圧変動を招き、ヒートショックと呼ばれる心筋梗塞や、脳卒中を引き起こす健康リスクを高くします。

断熱性能を高めることにより、冬はヒートショック、心筋梗塞など、夏は熱中症、脳梗塞などのリスク抑制につながります。暖かい住環境は、さまざまな健康改善が期待できるのです。

断熱性能は健康や省エネに大きく関わります。
欧米の先進国が断熱や省エネに高い基準を設けているのは、その関連性に高い認識を持つからです。

 

断熱リノベーションで夏は涼しく冬は暖かい、一年中快適な家に

もっとも重要なことは、断熱・気密性能を高め、家中温度差のない、夏は涼しく冬は暖かい空間を実現することが重要です。温度のバリアフリー化を図ることです。

室温が一定に保たれることは、健康にとってプラスになります。
住む人が肉体的ストレスを感じる大きな要因に、温度・湿度があります。暑さや寒さ、不快な湿度や過乾燥などです。部屋間の温度差があると身体はストレスを感じてしまいます。

人間の体が快適と感じる温度・湿度は、全室の温度・湿度がそれぞれ一定になる住環境にあります。心地よいと感じる温度湿度は、冬は温度22℃前後、湿度45%前後、夏は温度28℃前後、湿度は60%前後です。この温度湿度を保つのが理想といえるでしょう。

健康寿命を縮めるひとつの原因 が、家の温熱性能の違いです。
次のグラフでは、暖かい住宅(高断熱・高気密住宅)に転居することで病気になる人が減少するという調査結果を表しています。

アレルギー疾患、脳血管疾患、心疾患、糖尿病、アトピー性皮膚炎、などが改善したという研究報告です。
結露減少によるカビ・ダニ発生改善と24時間機械換気による室内空気改善、遮音性能改善、新築住宅への転居による心理面での改善などの複合効果と考えられるといいます。

また、大阪千里ニュータウンに 住む80人の追跡調査では、冬の室温が2度上がると健康寿命が4歳延びたといいます。

 

結露を抑えてカビ・ダニを予防

結露やカビの発生は健康や建物の劣化にも深く関わります。
結露の発生はカビやダニの繁殖につながり、喘息・アレルギーなど、健康被害の原因となります。シックハウス症候群発症の一因にもなるのです。
また結露が建物内部で発生すると、壁や床、天井の劣化、構造材の腐食など、建物の寿命を縮める要因となります。放置すると大規模な補修が必要になることもあります。

このような負のサイクルになると断熱性能はさらに低下して、また結露の発生しやすい環境になってしまうのです。
断熱気密性能を高めることで外の冷気が室内に伝わりにくくなり、結露を抑え、カビやダニの発生を抑えることが大切です。

 

省エネ性アップで家計にも環境にもやさしい家に

断熱性の高い家は熱の出入りが減少するので、冷暖房効率が上がります。エアコンの稼働が少なくなり、光熱費を抑えることにもつながります。
断熱性能を上げることは、快適に暮らせる住まいになるだけでなく、経済面でも恩恵を受けられるのです。数十年単位で長期的にみれば光熱費だけでも大きな差が生じます。

 

断熱対策のポイント

家の中の熱を逃がさず、外の暑さ寒さを入れない性能をもつ、気温の変動が少ない住まいにすることが大切です。
断熱性能向上でポイントになるのが、外気と接する部分である、窓、壁、床、天井の断熱性能を高めることです。

01 効果的な窓の断熱

窓は最も大きな熱の出入り口です。夏は約71%もの熱が侵入し、冬は約48%熱が流出します。サッシ、ガラスの性能の差で、快適さが違ってくるので、断熱対策としては大きなポイントになります。
内窓の設置や、複層ガラスの導入、断熱性能の高い樹脂サッシへの交換などが考えられます。

02 床、壁、天井の断熱

開口部と合わせて床、壁、天井の断熱リフォームをすると効果はさらに上がります。性能の高い断熱材を必要箇所に隙間なく用いることで、外気の影響を最小限に抑え、断熱効果を高めます。
住まいの間取りの変更や耐震工事や外壁のリフォームなどで全面改修をする際は、特に断熱性・気密性の向上リノベーションをおすすめします。

03 寒いところをなくしていく

ヒートショックが起こりやすい浴室、トイレ、廊下などの寒さ対策を行います。
浴室は冷たいタイル張りから保湿性、気密性の高いユニットバスにリフォームすることで、室内の温度だけでなく湯の温度も下がりにくくなり、バスタイムも快適になります。トイレは暖房便座を設置することでも、室内の温度を上げることができます。

断熱材

数多くの種類がある断熱材ですが、それぞれで断熱性能や施工性、遮音性、吸音性、調湿機能、耐火性が異なります。
総合的にお勧めする断熱材なら「セルロースファイバー」です。木質繊維系の断熱材で、新聞紙などの古紙を再利用しています。湿気が多いときは吸収、湿気が少ない時は放出する調湿作用に優れているのが特徴です。

もし部分的な性能向上リノベーションを図るのであれば、まずは日々の暮らしの中で長時間過ごすリビングや寝室、寒さを感じやすい浴室、トイレなどから始めるとよいでしょう。

 

4、耐震性能〜万が一への備え〜

性能向上リノベーションで、もうひとつ大きな柱となるのが耐震性能の向上です。
大きな地震がたびたび起こる日本において、住宅の耐震性は見逃せないポイントです。

築年数の古い住宅の多くは、現行の耐震基準を満たしていないのが実情です。
1981年に耐震基準の改正があり、震度6強〜7程度でも家屋が倒壊しないよう基準が定められました。これが新耐震基準です。
それよりも前、1981年5月以前の旧耐震基準は想定震度が5程度に耐えられる基準となっていて、その頃に建てられている住宅は、耐震性が著しく低い可能性があります。
さらに2000年の基準見直し以降は、不明瞭だった基礎や耐力壁の量、接合部、地盤調査の義務付けなど、規定がより厳しいものになりました。

昨今、大規模な地震が予測されるなど、耐震性能の重要性は増しています。家は家族を守る場所でなければならず、安全に長く住めることは住まいづくりにおいて優先度の高い要素です。
まずは家の耐震性を診断したうえで対策を考える必要があります。

 

耐震対策のポイント

01 耐力壁を追加

まず耐震対策で考えたいのが建物の補強です。建物を地震に強い面構造にする必要があります。
多くの住宅は昔からある在来工法、伝統的な木造軸組み工法で建てられています。柱や梁、桁などの木材を組み合わせて建物の骨組みを作る工法です。これを地震の力に強い面構造にするために耐力壁を追加し、耐震性をアップします。
適切な箇所に適切な壁の量で補強することが肝になります。
壁の強度アップは、地震だけでなく、台風、暴風雨などの対策にもなり家全体の強度、耐久性を高めます。

02 基礎の補強

築年数の古い住宅は、コンクリート基礎に鉄筋が入っていないことも多く強度に不安があります。
増し打ちして補強したり、鉄筋入りの基礎に打ち直すことも考えられます。

03 柱や梁・接合部の補強

既存の構造木材に補強材を加え、柱や梁の補強を行います。また金物の補強で、構造部の強化を図ります。土台、柱、梁、それぞれの接合部を見直してしっかり補強します。

04 屋根の軽量化

瓦など重量のある屋根は建物の重心が上部にあるため、地震のときの揺れが大きくなります。ガルバリウム鋼板などの軽量屋根にすることで、建物の揺れを最小限に減らす効果があります。また建物構造への負担が減るので建物が潰れるリスクを軽減します。

 

5、性能向上リノベの施工事例〜ビフォーアフター〜

Case 01. 心地よく健やかに暮らせる家
〈風水・健康断熱・省エネ・外装〉

築40年になるご自宅の断熱・省エネ・耐震の性能向上リノベーション。
風水を取り入れて住環境を整えたリノベーションで、体にも家計にもやさしい、快適な住まいに変わりました。
構造はそのままにして、外側に構造用合板を貼り付け、地震、暴風雨に強い構造体に。窓サッシを変え、床下、外壁回り、天井は断熱材を隙間なく施工し、家中温度差のない快適空間にリノベーションしました。
外観は明るい雰囲気のハーベストイエローを採用。内装にも心理に与える影響を考慮した色彩を取り入れています。

〈お客様の声〉

「この家はとにかく夏涼しく冬暖かいので、前の家から比べると、もう雲泥の差です」
「光熱費がびっくりするほど安くなりました」
「健康面でもすごく住み心地のいい家だなって思います」

▶さらに詳しく 施工事例/“風水・断熱・省エネリフォームで心地よく健やかに暮らせる家に”

 

Case 02. 南欧風の夏涼しく冬は暖かい家
〈健康断熱・省エネ・外装〉

外壁も内装も杉の板張りで山小屋風だったお家を、「南欧風で、夏は涼しく冬は暖かい家」に断熱性能向上リノベーション。
屋根は南欧風の色彩のS瓦、外壁はモルタル塗り仕上げ、サッシは木製のペアガラス、内部には調湿機能の高い塗り壁材を使用しました。

〈お客様の声〉

「南欧風の家は明るく開放的で、いつもリラックスできて、気持ちのいい時間を過ごせます」
「全室快適で、過ごしやすい空間ですね」

▶さらに詳しく 施工事例/“南欧風の夏涼しく冬は暖かい家にリノベーション”

 

Case 03. 築300年のお家の古民家再生
〈風水・健康断熱・省エネ・外装〉

築300年の古民家を趣を残したまま再生。できるだけそのままのイメージを残したまま、高性能で心地よい空気環境の、夏涼しくて冬暖かい快適なお住まいにしたいというご要望でした。
構造面ではジャッキアップをして水平と垂直を直し、更に長持ちするように補強。断熱面では、床下、壁、天井には断熱材セルロースファイバーを入れ、サッシは樹脂サッシを採用して高断熱高気密の家に改修しました。
古民家でも断熱性能向上リノベーションすることで快適、健康に過ごせて、さらに長持ちする家になりました。

〈お客様の声〉

「室内の温度はどこにいても安定していて、居心地よくいつも快適に過ごせています」
「元の建物のよさを残してもらって、統一感や色合いなど自然で、とても気に入ってます」
「台風のときでも安心感があって、不安なく過ごせます」

▶さらに詳しく 施工事例/“築300年の古民家再生断熱リフォーム”

 

6、補助金、支援制度を活用して、賢く性能向上リノベーション(2025年最新情報)

住まいのリフォーム・リノベーションは、補助金や支援制度を活用することで工事にかかる費用を抑えることが可能になります。
断熱や省エネ、耐震などの性能向上や改善に対して、国や自治体が支援制度を用意しているケースが多くあり、制度を活用することで数十万円から100万円以上の補助が受けられる場合もあります。
昨年大きな反響を呼んだ「住宅省エネ2024キャンペーン」の後継事業「住宅省エネ2025キャンペーン」も発表されています。事業予算が上限に達して補助を受けられなかったということがないよう、確実に補助を受けるために早めに準備することをおすすめします。
特に断熱・省エネ関連の補助は充実しているので、検討する価値はあるでしょう。

 

活用できる主な補助・支援制度

非常に多くの補助金制度がありますが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

01 先進的窓リノベ事業(住宅省エネ2025キャンペーン/環境省)

既存住宅の断熱性能を高めるために、窓のリフォームに対して補助金を支給する事業。

・対象工事:複層ガラスなど窓ガラスの交換、内窓・外窓の新設または交換、断熱性能のある玄関ドアに交換など
・最大補助:1戸あたり200万円/一箇所あたりの補助上限額あり。住宅の建て方や窓の性能、サイズによって補助額が変動。

先進的窓リノベ事業(公式サイト)

02 子育てグリーン住宅支援事業(住宅省エネ2025キャンペーン/国土交通省)

省エネ性の高い住宅の新築やリフォームなどに対する補助制度。子育て世帯に限らず全世帯が対象です。

・対象工事:窓や玄関ドアなど開口部断熱改修、外壁・屋根・天井・床断熱、省エネ住宅設備設置などで、2種以上の実施が必要
・最大補助額:1戸あたり最大30万円〜60万円前後(内容、実施工事数により変動)

子育てグリーン住宅支援事業(公式サイト)

03 給湯省エネ事業(住宅省エネ2025キャンペーン/国土交通省)

特に省エネ性能の高い高効率給湯器を導入した場合に受けることができる補助事業。

・対象工事:エコキュート、エネファーム、ハイブリッド給湯機の導入
・最大補助額:10万〜20万円程度

給湯省エネ事業(公式サイト)

04 自治体の耐震補強助成

自治体にもよりますが、多くの市町村で木造住宅を対象とした補助制度を実施しています。
築年数は多くの場合、「1981年5月31日までに建築確認を受けた木造住宅」が要件とされています。これは旧耐震基準で建てられた住宅かどうかを示しています。自治体によっては2000年以前に建てられた住宅を対象としたものもあります。
例えば、診断無料+改修費の8割補助など、自治体によって制度内容が異なりますので、各自治体等でよく確認することが必要です。

05 その他

ほかにも「長期優良住宅化リフォーム推進事業」「次世代省エネ建材の実証支援事業」「住宅エコリフォーム推進事業」など、2024年に実施された事業で2025年は未発表のものもあります。
また、国の制度だけではなく、都道府県、市町村ごとに独自の支援制度を設けている場合もありますので、こちらも調べてみるとよいかもしれません。
業者によっては補助金に対応していないこともあるので事前に確認をとることが大切です。

 

リフォームで補助金の併用はできる?

上記で見てきたように、断熱関連で使える補助金はいくつもあります。それぞれの補助金を併用できるかどうかは気になるところです。
「住宅省エネ2025キャンペーン」は、条件を満たすことで事業補助の併用は可能ですが、同じ工事箇所、補助対象は重複申請ができません。
例えば、「先進的窓リノベ事事業」と「子育てエコホーム支援事業」。両事業の補助対象に開口部(窓)の断熱リフォームがありますが、このような場合にはどちらか一方のみでしか補助は受けられません。
窓の断熱リフォームは「先進的窓リノベ事業」で、床や壁の断熱は「子育てエコホーム支援事業」というような申請の併用は可能になります。
また国の補助事業「住宅省エネ2025キャンペーン」と、自治体が行う補助事業の併用可能な場合もありますので、申請可能かどうか事前に確認をとることが大切です。

 

リノベーションに補助金制度を利用する際の注意点

実際に補助・支援制度を活用してリノベーションを行う場合は、いくつか注意するべきポイントがありますので、しっかり把握しておきましょう。
補助金・支援制度を活用する際は、申請が必要になりますが、申請のタイミングはそれぞれの支援制度によって異なります。
着工前の申請が必須なものや、工事完了後に申請が必要となるタイプのものがあります。
工事完了時に申請が必要な場合でも、工事着手の段階で予約をして補助額の予算確保が必要な場合もあるので、早めに検討することが大切です。

それぞれの支援制度には事業予算が割り振られています。人気がある支援制度など、申請が多い場合は、期限内であっても事業予算上限に達した時点で早期に申請受付を終了することがあるため、なるべく早めに準備しておくことに越したことはありません。

交付申請の時期は、制度ごとに異なるので、ホームページなどで確認し、申請期間を把握しておきましょう。
また、現状の建物の性能を調べる住宅診断(インスペクション)が要件になるケースも多いので、工務店に相談するとよいでしょう。
基本的に補助金はリフォーム工事が完了し、支払いを終えたあとに還元されることが多いので、資金計画を立てておくことも大切になります。

 

7、こんな方におすすめ チェックリスト

住まいの日々のストレスやお悩みなど、性能向上リノベーションでこんなお困りごとを解決します。

□家の中が冬は寒く、夏は暑い
□冷暖房の効きがわるい
□大きな地震、台風、暴風雨に耐えられるか心配
□結露が発生しやすい
□カビ・ダニや有害化学物質でアレルギーにならないか心配
□室内空気環境が安全か不安
□老後のことを考えたバリアフリーにしたい
□古くなった水まわり設備
□屋根や外装など、外まわりのメンテナンス
□省エネにして光熱費を下げたい
□お風呂、脱衣室、トイレが寒い、暑い
□ジメジメして快適に過ごせない
□暑さや寒さで、夜中に何度も起きてしまう
□床が冷たい、足元が冷える
□化学物質やペットの臭いが気になる
□すき間風や花粉、砂埃が入ってくる

ひとつでも気になることがある方は、お気軽にご相談ください。

 

8、まとめ

長く愛せる家をつくる性能向上リノベーション。
デザインや見た目だけではなく、暮らしを変えることができる本質的な価値を住まいにもたらします。
快適さ、安心感、そして家族の笑顔がずっと続く住まいへ。
将来を見据えて暮らしを支えてくれる家にするリノベーションが、本当にいいリノベーションだと考えます。

性能向上リノベーションは、 現在の住まいの現状を把握することがとても重要になります。
仁・幸夢店では「高断熱」「高気密」にいち早く取り組み、かれこれ30年以上にわたり、断熱等級6以上のレベルの高い断熱性能を実現してきました。
50年以上の新築工事やリフォーム・リノベーション実績を活かし、社内独自のインスペクション(住宅診断)を行います。

一級建築士が、断熱性や耐震性、建物内部の状況などを診断し、お客様が安心して快適に暮らすためのプラン、設計、提案を行います。
「あるといいな」を叶え、健康で快適、心地よい暮らし、楽しむことのできる住まいをご提案し、住まいづくりをサポートいたします。お気軽にご相談ください。
心地よく楽しい暮らし、健康で快適な家づくり。 安心安全な住まいづくりに関して、トータルにお応えします。

 

<筆者プロフィール>

仁・幸夢店株式会社取締役 長谷川 聡龍

長谷川 聡龍

仁・幸夢店株式会社 取締役
一級建築士・二級施工管理技士・気密測定士・電磁波測定士・風水カウンセラー・四柱推命士・ビジネス姓名判断士・ハウスインスペクター

多くの方は一生の三分の二は自宅で過ごします。その家が心地よく快適で、家族を育み円満に健康に暮らせたらどんなに幸せでしょうか。家は家族の命を安心・安全に守る究極の器です。住まう方のお役に立つように高性能・風水・建築医学を取り入れた「いい家」を設計・施工しております。