その他

基礎工事

基礎工事の流れをご紹介します。

まずは遣り方(やりかた)という囲いを作ります。遣り方は単なる囲いではなく、この木枠に基礎のレベルや基礎の立ち上がり位置がわかるように墨だしをします。次に床掘(とこぼり)です。遣り方で出した建物の位置とレベルに合わせてコンクリートの厚みや再生砕石を敷きこむ分の土を削っていきます。

続いて砕石を敷き込みます。床掘をすると床掘底が乱され沈下しやすくなるので、砕石を敷き込み地盤面の安定をはかるのと、平らにするために、入念に転圧を行います。

 

続いて、防湿ビニールを敷いて鉄筋を組みます。異形の鉄筋直径13mmの鉄筋を200mm間隔でくみ上げます。立ち上がりは主なところが直径13mmで間は10mmの鉄筋です。間隔は同じく200mm間隔です。

基礎下は人通口という潜ったときに人が通れるように開口をあけます。その部分は弱くなるのであけた部分に補強筋を入れ、両脇の鉄筋が一体化になるように直径13mmの鉄筋で連結させて補強します。

鉄筋が組みあがった段階で、第3者機関による鉄筋検査を受けて無事合格しました。続いてコンクリート打設に移ります。コンクリートはスランプ12以下で打設しています。スランプはその値が大きいほど流動性があり施工しやすいですが、一般的に水分量が多くなります。密実なコンクリートを打つのはスランプを小さくし、バイブレーターのかけ方をしっかりしないといけません。

またコンクリートもいろんな種類の強度があるって知ってましたか?予備強度は数字が大きいほど強度の高いコンクリートになります。建築基準法上18以上と定められています。弊社で使用しているのは基礎が強くなるように呼び強度30のコンクリートを使用しています。

打設に使用しているバイブレーターは高周波の直径50mmのバイブレーターです。スランプの大きいコンクリートだと普通のバイブレーターで直径30mmで打ててしまいますが、密実なコンクリートを打つにはパワー不足なので大きいもので高周波の物を使います。またコンクリートを打つのにポンプ車で圧送するのですが、スランプの大きいコンクリートは早く遅れるので短時間で打てますが、スランプの小さいコンクリートだと、ゆっくり押し出すように圧送しなければならないのと、ジャンカというコンクリート内部に空隙ができないようにしっかりと振動を加えながら打設を行いますので時間がかかります。基礎は建物の根幹となる部分ですから、必要な手間をかけてがっちりと作ります。

表面の水が引けてきたら第二震動をかけます。コンクリートを密実にするために必要な工程になります。第二震動までしたら仕上げの為の木鏝(もくごて)押さえをして仕上げていきます。

その後立ち上がり鉄筋にアンカーボルトやホールダウンボルトを固定して、枠を組み、立ち上がりのコンクリート打設になります。ベースの時のコンクリートと同じスランプ12のコンクリートで打設し、第2震動をかけて表面を仕上げて完了です。

基礎の養生期間は季節によって違いますが、目安は『120÷(平均気温+10)=最低養生必要日数』で算出しています。平均気温が20度なら120÷(20+10)=4日ですし、冬場平均気温が10度なら120÷(10+10)=6日になります。またコンクリートの養生はゆっくりと固めたほうがいいのでなるべく水分が蒸発しないように養生中ビニールシートで直射日光が当たらないようにします。

しっかりと養生期間を経て枠をバラシて整地すれば基礎の完成です。


仁・幸夢店では「高性能住宅と健康」「幸せを呼ぶ住まいの風水」など『家づくりブログ』を発信しています。

ブログ一覧はこちら